ＧＯ　４　ＮＥＸＴ

タイトルは、大岩の引退セレモニーや記念グッズで使われていたフレーズ。
その大岩のためにも勝てて良かった！

本来なら、メンバーを落としてきた名古屋を圧倒したかったところなんだけど。
Ｊ王者は、サブでも甘い相手ではないと苦しめられてしまった。
天皇杯は甘くないとガツンとやりたかったんだけどな～
まぁ、それでも勝利が第一。
次のラウンドへ進めたことが大事だから。


前半は、内容としても凄く良かった☆
天皇杯への準備の違い、意気込みの違いを魅せつけるかのように圧倒！
運動量も豊富で、プレスも効き、セカンドボールもきっちり拾う。
パス回しもスムーズで、思い切りの良いシュートで名古屋ゴールに襲いかかる。

そして、早々と７分に先制に成功！
名古屋ＤＦを振り切ってパスを受けた興梠が、そのままＧＫをかわし、無人のゴールへ流し込む！
持ち味のスピードを活かしてゴールを奪った興梠も見事だったが、何と言ってもアシストした野沢のパスが最高☆
センタライン手前の位置からＧＫとＤＦの間の興梠しか届かない絶妙な位置へ！
あのパスだったからこそ、興梠もパスを受けた勢いそのままにゴールを奪えたんだと思う。

そのほかにも、小笠原や中田のミドル、大迫のクロスから新井場の決定的なヘッドなど、チャンスを連発。
守備でも、危ない場面はほどんどなく、名古屋のシュートを２本のみに抑えるほど、完璧な試合展開。

その良い流れのまま、追加点も獲りたいところだったが、そこで獲れないのが今季の鹿島。
後半に入ると、前線に巻を投入して、高さを活かしたシンプルな攻めを多用してきた名古屋に圧されるように。
それでも何とか弾き返しながらチャンスを創っていたのだが、、、
今季の勝ちきれないリーグ戦をなぞるかのように、失点。。。
巻の落としから、小川に決められてしまった。
相手の狙いどおりにやられてしまったのが、悔しすぎる。

結果を残せなかったリーグ戦のトラウマがよみがえる。
が、これは天皇杯。
勝ち切れずも、負けない鹿島にとっては、ノックアウトのトーナメントの方が結果を残しやすいハズ！

と奮い立って応援した矢先に、勝ち越し点☆
失点から２分後の７８分にしっかりと獲り返してくれた！

決めたのは、大迫！
フェリペのパスを受け、なめらかにゴールへと向かったトラップ
２人のＤＦのマークを外してゴールへの道筋を創った絶妙なステップ
左足で冷静にゴール右へ流し込んだシュート
ゴールを奪うためのストライカーとしての迷いのない流れる様な一連の動作に惚れ惚れしてしまった☆

まさに、待ち望んだストライカーらしい鮮やかなゴール！
オリヴェイラ監督に、
『今日に関しては大迫選手がすばらしい試合と新たな成長を見せた試合だと思います』
と言わしめたほど、この試合の大迫のパフォーマンスは最高！
懐深くボールを失わないポストプレーで前線の起点になっていたし、守備面の貢献もキッチリ！
競り負けないフィジカル、確実なボールコントロールと良いプレーを魅せていた。
もっともっと大迫を使った攻撃をしても良いのではと思わせるほど素晴らしかった。

田代の復帰も決まり、さらに激しいチーム内競争が待っているだろう来季に向け、
大迫自身も『最後のチャンスだと思っていたし、やるしかないと思っていた』と意気込みを語っていた。
そんな意気込みで臨んだ試合で、自らのゴールが決勝点に！
大迫にとっても大きな自信となっただろう。

『最後に天皇杯で優勝できるように、自分も結果を出したい』と語っているし、
柳沢のように２年目ながら天皇杯制覇に貢献するような活躍を期待したい。
結果を残せる頼れるエースストライカーへのブレイクスルー！
そんな期待感を抱かせるパフォーマンスを魅せてくれて、サポーターとしても嬉しくてたまらなかった☆


そして、もう一人、この試合に関して、特筆しなければいけない選手。
それはもちろん、大岩剛

岩政の負傷により、思いがけず前半からの出場となったが、安定感のあるパフォーマンスを魅せてくれた。
後半の相手のパワープレー気味の攻撃にも、身体を張ってブロック。
大岩のためにと言う思いもあるから、勝ち越し後も、気迫のこもった守備でゴールだけは許さず、逃げ切りができたのだと思う。

引退セレモニーも感涙モノだったし。
トーレスからのメッセージ、セレモニー中も半袖を貫いた新井場からの花束にはグッと来るモノがあったね。
今後は、鹿島のＣＢ専門コーチとして、鹿島の強固な守備を支え続けてほしい。

ただ、その前に、選手としての仕事が残されている。
ゴール裏に来て宣言したとおり、１月１日国立で最高の喜びをともに味わおう！
そのために、あと２つ勝つ！！！
岩政が負傷してしまったし、最後までピッチで鹿島のゴールを守り抜いてもらわないと！

そのために、熱く激しく応援する！
ＧＯ　４　ＮＥＸＴ
次なる勝利、次なるタイトル、次なる栄光をつかみ獲るぞ！！！！