
まだ『プレ』シーズン
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七ツマル
2011年02月19日 22:47 visibility56
まさに、プレシーズンマッチって試合かな。
コンディションも、コンビネーションもまだまだ。
例年どおりのことではあるけど。
今季は新加入選手が多く、新しいサイクルに入るだけに、なおさら。
まだ、今季のチームの形が見えてこないね。
新たなチームの形、選手の組み合わせを模索している真っ最中って感じ。
だから、内容というか、チームの仕上がり具合からしても、今一歩ってとこ。
宮崎キャンプから帰ってきたばかりだし、内容とかより、今季の可能性を見る試合ではあるけど。
1週間後、ゼロックスで王者名古屋を倒せるほど、状態を上げられるのか不安。。。
特に、前線で起点を作れなかったのが、厳しいかな。
カルロンは、幅広く動いてボールを引き出していたけど、まだまだ周りとの連携を深める必要があるし。
興梠は、運動量が少なく、あまり後ろからのボールを引き出せなかった。
後ろからパスをまわして組み立てながら、両サイドをワイドに使う攻撃を魅せいていたけど、J1レベルのプレスを前にどれだけできるか!?
後半、4-5-1の本山システムにしてからの方が、比較的スムーズだったかな。
そんな苦しい状態だけども、何度か良い形の攻撃も魅せて、3-0の完勝☆
23分、ペナの中での野沢の落としから、カルロンが右足を振りぬいて先制!
49分、新井場のクロスから、興梠のヘッドで2点目!
63分、本山のクロスからフェリペのヘッドがGKに弾かれたリバウンドを増田がヘッドで押し込み3点目!
欲を言えば、もっともっと攻め倒して、欲しかったけど、この試合ではこんなもんかな。
もっともっと個人技をゴリゴリ押していけば、もう少し獲れていたんだろうけど。
チームとして攻めようとしていた分、前への推進力が落ちちゃった感じ。
ただ、その分、チームとして、選手もシステムもいろいろ試すことを優先していたかな。
スタートは、基本スタイルの4-4-2
曽ヶ端、新井場、岩政、中田、アレックス、小笠原、青木、野沢、フェリペ、興梠、カルロン。
2トップをどう使っていくかが、まだまだ見えなかったね。
小笠原をはじめ選手個人では良いパフォーマンスが見られたけど、それをチームとしての力に変換しきれてなかった。
カルロンの生かし方をみんなで探りながらやっていたような印象が強かった。
後半スタートは、本山システムの4-5-1
中田に代えて伊野波、小笠原に代えて増田、カルロンに代えて興梠。
両サイドで躍動感あふれる攻撃ができていたのは良かったけど、ゴール前の人数が足りていなかったりと、課題もあった。
個人的には、大迫を使った状態で観てみたかったな。
そして、最終的には、まさかのゼロトップで4-6-0
新井場に代えて本田(青木が右SBへ)、野沢に代えて遠藤、興梠に代えて小谷野
実質的には、フェリペの1トップに近い形だったけど。
小谷野や遠藤が、トップの位置に流れたりして、前線の流動性が増したのは面白かった。
ゴールに迫る場面もあったけど、ボール回しに終始する場面が多かったのが、ちょっと残念。
もっともっとゴールへの意欲を見せて欲しかった!
まぁ、この試合でどこまで参考になるか分からないけどね。
正直、対戦相手の水戸の力が去年より数段落ちている気がするし。
鹿島以上に、チームとして仕上がってないというか、何がしたいか分からなかったから。
ま、それでも客を入れた対外試合でいろいろ試せたのはプラス。
新加入の選手たちもそれぞれ持ち味を出そうと奮闘してくれていたしね。
既存のメンバーも含めた個々人の能力は疑いようもないし。
新たなサイクルに入るとはいえ、これまでのベースはきっちり維持できているから!
だから、新たな今季の形はまだ見えなくとも、目先の勝利を取る方法はあるだろう。
その上で、新たな力を組み入れながら、如何に力を発揮し、結果を得ていくか。
それが、今季序盤のテーマになるのかな!?
まず、その第一歩が来週のゼロックス。
チーム作りの最中とはいえ、タイトルを落として良いハズがない。
目の前の勝利に全力を尽くす
それは、新たなサイクルに入ろうが、変わらぬ鹿島のスタイル!
どんな形だろうが勝って、幸先の良いシーズン幕開けを迎えるぞ!
勝って勝って、タイトル獲りまくるシーズンへ!
揺るがぬ勝者のメンタリティで、何が何でも王者名古屋を倒す!!!
【PICK UP PLAYERS】
☆カルロン☆
カシマスタジアム初登場で、初ゴール☆野沢の絶妙な落としに、右足を振りぬいて、ファーサイドのネットをきっちり揺らした。シュートの巧さ、得点感覚の鋭さを感じさせてくれた。
高い身長の割りに、空中戦の競り合い、ヘディングはちょっとイマイチな感が。地上戦で体を張った泥臭いプレーの方が、慣れていたような気がする。足腰の強さ、フィジカルの高さは発揮してくれていた。
また、前線での運動量もまずまず。両サイドワイドに動いて、ボールを引き出していた。スペースへパスをもらう場面が目に付いたが、足元じゃなくて良いのだろうか?その辺のボールの引き出し方は、周りと調整する必要があるだろう。なお、運動量は、守備面でも生かされ、攻守の切り替えもきっちり。相棒の興梠よりも運動量豊富にボールを追っていた。
☆アレックス☆
右サイドの新井場とともに、躍動感あふれる攻撃参加で、何度もチャンスを作っていた。攻撃参加のタイミングも良く、周囲との連携も上々。トラップ、パス、クロスと足元の技術の高さが大きな武器になっていた。
この試合ではあまり守備の場面が多くはなかったが、守備の対応、ポジショニングもジウトンより良さそう。すごく計算ができる補強となっている。西の負傷により、新井場とのSBコンビで出場となったが、これからさらに連携、調子を上げていけば、新井場のポジションを十分脅かす存在になりそう。西を含めた3人のSBのレベルの高いレギュラー争いに期待大!
☆本田拓也☆
守備のポジショニングは流石!きっちりと身との攻撃をつぶしていた。
また、中盤の底からの展開パスの精度も◎。アレックスへ通した鋭い展開パスには惚れ惚れした。
試合終盤には、積極的に攻めあがる場面を見せるなど、アグレッシブなパフォーマンスが光っていた。これから連携をさらに高めていけば、鹿島のタイトル奪取に大きく貢献してくれそう。
☆増田誓志☆
ショートコーナーからの流れで、GKからのリバウンドボールを頭で押し込みゴール。ヘディングを狙ったというより、弾いたボールが頭に当たったラッキーゴールと言っていいだろう。
技術の高さは魅せていたが、試合が進むにつれ、存在感が薄れてしまった。中盤の底でのボール回しに終始していたのは、本田を攻め上がらせるための監督からの支持なのだろうか?もっと積極的に前線で技術を生かしてチャンスを演出する姿が見たかった。
☆興梠慎三☆
新井場のクロスに、ゴール前に飛び込んで、ヘディングでファーサイドにきれいに流し込んだ。得意の本山システムへの切り替え直後の得点で乗っていくかと思ったが、目立った活躍はこの得点ぐらい。ボールを持ってもゴールへの道筋が描けていない。抜け出してGKとの1対1へという場面でも、パスを選択する。1トップなのにゴール前に入る場面が少ない。などなど、自らが点を取るというストライカーの意識に欠けているようなパフォーマンスに終始。運動量も少なく、非常に物足りない内容。得点王への意気込みを出すようなストライカーらしいプレーを見たい!
☆青木剛☆
最初はボランチ、途中から右SBと、与えられたポジション、役割をきっちりこなす。コンディションは良さそうで、積極的にミドルシュートを撃つなど、攻守に好パフォーマンスを披露。今季はさまざまなポジションで使われそうで、CBで先発した中田とともに、そのポリバレントな能力がチームに大きく貢献するだろう。
☆フェリペガブリエル☆
相手に激しいコンタクトを仕掛けられ続けていたが、フル出場。2列目、1トップと、テクニックの高さを生かして、攻撃的な役割をマルチにこなしていた。終盤には直接FKを狙うなど、積極的にゴールへと襲い掛かり、惜しい場面を連発。今季こそは、足でのゴールを早くみたい!テクニカルに次々をゴールを陥れ、チームに数多くの勝利をもたらす活躍を期待したい☆
- 事務局に通報しました。
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