ナカジはいらない
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akemi1234567890
2014年11月07日 21:07 visibility570
表題の件、余計な前振りは省いて、その理由と結論だけ。
①戦力として期待できない
3Aどころか2Aでろくな成績を残していない。
1年だけであれば、たまたま不調だったとか、故障の影響等の言いわけも考えられるが、
2年連続で結果を残せなかった。
2年目は1年目より環境にも適応できるだろうに、2Aまで落ちてしまった。
元々守備と走塁は金を取れるレベルにはない選手。
打てないナカジに価値はない。
②若手の育成を阻害する
ナカジにポジションを確約するということは、その分若手のチャンスが制限されるということになる。
サードのレギュラー候補としては、
イースタンHR王の山川を筆頭に満塁HRデビューを飾った梅田のほか、
金子1号、2号、永江、林崎、水口、ドラフトで指名された外崎らの若手が名を連ねる。
もちろん、これらの選手は二遊間やファースト、ライトなどのポジションの候補でもあるが、
だからといって、ポジションを一つナカジに確約してしまえば、その分チャンスが減ることは間違いない。
さらに言えば、膝が完治したオカワリ君だって、特に交流戦でサードを守る可能性はあるし、
あさむだってチーム事情によってはサードに回るかもしれない。
仮にナカジが復帰し、思いの他好成績を残したとして、来年33歳の選手である。
今後10年西武の中心選手としてやっていく選手ではない。伸び代もない。
もちろん山川も現時点では守備は下手くそ、足も速くない。
しかし、圧倒的な成績でイースタンのHR王となった期待の23歳のルーキーである。
ナカジと山川。どちらにチャンスを与えるべきか、火を見るより明らかではないだろうか。
オカワリ君だっていつまでも若くはない。
次世代の大砲の育成が急がれる中、山川以上の素材は今のところライオンズにはいない。
山川が次世代の大砲に足りえない選手であるのなら、次なる候補を獲得せねばならない。
その判断のためにも山川にチャンスを与えるべきで、ナカジにはご遠慮いただきたいと思う。
③他の選手とのバランスが取れない
報道によると、ナカジ復帰の暁には3番サード、背番号3と終身雇用(!)を約束するというが、
本来、レギュラーや背番号は競争の結果、与えられるものなのではないだろうか。
背番号にしたって、7番を人的補償の脇谷にあっさり与える一方、
3番を望んだあさむには勿体をつけておいて、
アメリカで全く実績を残せなかったナカジに与えるというのは何なのだ?
そういう選手の感情を逆なでするようなことをするからFA移籍が後を絶たない。
ナカジは自ら望んで西武を出て行った選手。
そんな選手より今いる選手を大事にして欲しい。
去年のあさむの成績に何の文句があったというのだ?
脳天気なナカジファンは「あさむにナカジに帰ってもらうよう説得してもらおう」とか言っているが
そんなことを言う人は、働いたこともなければ、スポーツをやったことがない人だとしか思えない。
これまでのあさむはナカジのことを先輩として尊敬し、慕っていたと思う。
それは二人の世代が違い、
特にナカジは自分からチームを離れていってポジションを空けてくれる先輩だったからであって、
今改めてライバルとなるのであれば、その意味合いは変わってくる。
別にそれはあさむがナカジを嫌いになったとかいう意味ではなく、
自分の地位を脅かす存在が新たに登場すれば、気分がいいはずもなく、当たり前の感情だと言える。
さらに言えば、レギュラーや3番バッターという地位、
背番号3を競争の結果ナカジが勝ち取るのであればいいが、
競争もなく与えられるのであれば、他の選手はおもしろいはずがない。
あさむはセカンドのレギュラーで、ナカジがセカンドを守ることはよっぽどのことがない限りないとは思うが
背番号3はあさむ自らが欲しがっていて、それに見合う成績も残したのに、与えられなかったものである。
それが「過去実績」だけでナカジに与えられたらどう思うだろう。
これがナカジがチーム事情で泣く泣く他チームに移籍したとかなら
(そんな女工哀史みたいな話がプロ野球界にあるとは思えないが)
また話は別だが、自分の夢とやらのために、自ら出て行った選手だということを忘れてはいけない。
FA自体は選手が獲得した自分の権利なので、行使することは構わない。
しかし、ナカジはFAの権利を得るまで自分の夢を封印していたわけではなく、
ポスティングを認めてくれと何年もゴネていた。
そしてようやくポスティングが認められ、入札があったにも関わらず、
条件が合わないといって残留した。
それによりあさむのポジションたらいまわしが1年伸び、ショートが無理という判断も遅れた。
ライオンズの編成と予算にも影響を与えた。
それなのになぜ球団はナカジを執拗に戻そうとするのだろうか。
本来、ナカジのようにアメリカで失敗した選手は
楽天の福盛のように監督に土下座して、再度雇ってもらうようにお願いするというのが筋ではないだろうか。
おそらく球団側としては、一つには集客面での期待、
もう一つには選手が出て行く一方の球団というイメージを払しょくしたいからなのだろうと思う。
集客面に関してはどうだろうか?
ナカジがチームを去った2012年と2013年の観客動員を比較すると
2013年の方が観客動員は伸びているので、特に影響はないと思われる。
ナカジ一人がどうこうというより、チーム成績の方が影響が大きいだろう。
グッズ販売にしても、そりゃ西武在籍中は人気選手で売れる方の選手ではあったと思うが、
2012年に販売された150号記念ピンバッチ1万個がなかなか売り切れなかったことを思えば、
復帰したからといって、球団の経営を左右するほどモノが売れるとは思えない。
おそらく2009年にナカジのカレンダーが男性芸能人も含む売上ランキングで
5位か6位になった印象が強いのだと思うが、
それから5年もたっていて、トレンドも変わっているからね・・・。
もう一つの「選手が出て行く一方の球団」というイメージの払しょくはわからなくもないが、
それは今年に関しては、メヒアと銀ちゃんの残留で十分。
やらねばならないのは流出の阻止であり、
ベテランの出戻りを高額特別待遇で迎え入れることではないはず。
西岡やナカジなどアメリカ挑戦が失敗したベテランの厚遇は、
安易なアメリカ挑戦を誘発しかねないものであり、
西武に限らず、自重すべきだと思う。
戦力としてピンズドな場合もあるし、FAと違って補償もいらなければ、
外国人枠も使わないという意味で人気なのだと思うが
「アメリカで失敗しても、厚遇で迎える」という事例を繰り返した阪神は
そのせいとは言わないが、鳥谷という貴重な生え抜きを失おうとしている。
福留や西岡を得た代わりに生え抜きの鳥谷を失う。
完全に本末転倒である。
ナカジに言いたい。
いろいろあったが、私はナカジのアメリカ挑戦を応援してきたつもりだ。
そりゃ西武に最後まで残ってもらって、西武で引退してもらうのが一番だが、
アスリートとしてより高いレベルにチャレンジしたいという気持ちはわからないでもない。
多くの西武ファンがその勇気を応援したいと思ったと思う。
去年のGWはオークランドまでナカジを応援に行った。
ホテルや航空券、試合のチケットを手配したお正月ごろは
まさかそんなに早くナカジがマイナー落ちをすると思っていなかったのでね・・・。
その結果、ナカジの応援はできなかったし、貴重なGWやけっこうなお金が無駄になったけれど、
そのことでどうこう思ったことはない。
別にナカジに頼まれたわけではなく、私が勝手に押し掛けて
その結果、ナカジのプレイを見ることができなかったというだけのこと。
ただ、そうやって西武ファンはナカジのことを応援していたと思う。
西武ファンに誰よりも愛されたナカジが、西武や西武ファンを捨て、
安定したNPBの地位を捨て、自分の夢にチャンレンジした。
自分の人生だからそれでいいよ。
ただ、多くの人に迷惑をかけてチャレンジした夢とやらは、たった2年であきらめる程度ものだったの?
ナカジのコメントは今日まで報道されていなかったので、
いろいろなことが記事になっているけれど、
ナカジの本音は独立リーグに残ってでも
現役生活のギリギリまでアメリカで頑張るというものだと信じていた。
MLBで1試合も出場できず、1本のヒットも打てなくて帰って来れんわー、とか言うと思っていた。
しかし、今日出た記事の内容を信用するのであれば、9対1で日本に帰るという。
正直がっかりだわ。
人の価値観はそれぞれだから別にいいけれど、2000本安打ってそんなに打ちたいか?
そもそもなんで日米だけ通算で日韓とか日台とかは通算されないの?
そんなのただの言葉遊びだし、アメリカで活躍することより2000本安打が大事なら、
アメリカになんか行かなきゃ良かったのに。
メヒアと銀ちゃんの残留、光成の一本釣りで「なんという素晴らしいシーズンオフ」と盛り上がっていたのに、
ナカジの件では本当にがっかりです。
- 事務局に通報しました。
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