2013年ドラフト候補、桐光学園・松井裕樹、東海大甲府・渡辺諒

松井裕樹（桐光学園）
投手・左投左打


稀代の天才投手だと思います。これほど身体操作のメカニズムに対する意識の高さを持っている高校生はめったにお目に掛かれるモノではない。
ただし、ちょっと僕も含めて買い被り過ぎてはいないか。投げる姿を観ていてもやや生真面目過ぎる気がします。
正直身体の使い方はもうほぼ限界に近い。これ以上、無駄を省いて、省いてってやっても杉内みたく、身体操作オタクに成るだけで、投手としての総合力は思うように上がらないのではないか。。
勿論、人には段階がある。僕が思うに、彼はまだ動作の弾力性と体内軸を作る刷り込みをひたすらやっている段階のようにも見えるのです。だからクイックをやらない（出来ない？）し、球種も少ないし、常におんなじリズムで投げ続けるんだと思う。
これに飽きて（ｗｗｗ）次の段階に移った時に何を見せてくれるのか。。
僕はそこに注目していきたいと思っています。


渡辺諒（東海大甲府）
遊撃手・右投右打


ゴロに対する、多彩なアプローチの引き出しを持っていて見ていてエラーをする気がしないくらい、ディフェンスの完成度は高いと思います。
バッティングは先輩・高橋周平と同じく、歩幅を狭くして回転のスムーズさを重視したフォームになっていますね。ヒッティングゾーンもしっかり持っており、直球に対する反応が素晴らしい。
下半身が柔らかく、軽やかに使えるから、出来る事です。
スイング加速が素晴らしく、打ち方も洗練されている。
普通にドラ１候補ですね。