済美高校・安楽智大投手(第85回選抜出場選手)

  • TTO
    2013年02月11日 19:09 visibility1006

安楽智大(済美)
1年、右投右打、186cm、84kg

MAX152km、カーブ、スライダー、カット

<雑感、独り言>
素材は伊良部に似ていますね。超高性能の上半身を中心に各関節が柔らかくて投球フォームを視ていると、身体能力はあまり感じませんが、非常に要領の良い動き方が出来る選手だな、という印象を持ちました。
だからこそ、物申したい。
現在のフォームは、東浜巨と澤村を足して2で割ったような投げ方をしています。
でも、彼は下半身を大きく動かすのは苦手なタイプ。
こんなに沈み込んでは行けません。
そして、夏頃はそうでもなかったようですが、秋のフォームはステップ幅まで広がっている。
軸足が固まって、身体が惰性で前に突っ込んでいますよ。
この状態では、球が高め傾向になるのは当たり前。コントロールがまとまっているだけに、非常に勿体無い。

本来の要領の良さを生かすべきです。
伊良部のように、肩甲骨と股関節の連動、マウンドの傾斜を利用するという事だけで十分な筈。

素材は間違いなくメジャー級であり、最低でも155㌔超の本格派に成れる投手ですので、向かう方向を間違えないで頂きたい。
以上です

<見所>

完成度の高い両腕、肩関節の動きと、股関節の見事な連動。
軸足が固まらなければ、股関節で重心を制御出来るので、下半身の無駄な力が抜け、素晴らしいボールが低めに突き刺さります。
こうなれば、マウンドの傾斜も要領良く使える。
見本のような、シンプルな投げ方に注目です。

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