
きなこもちの2013年1月13日 関西府県リーグ決勝大会 決勝 獨協蹴鞠団対高砂ミネイロ
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きなこもち
2013年01月19日 21:14 visibility1271
遅くなったが、明日が入替戦ということで観戦記。個人的には2013年初のサッカー生観戦。
LaBOLA的には需要ない試合と思われるが、ネットで検索するとわりと話題にされている今大会。関西2府6県の各リーグから12チームが参加。優勝すると関西リーグ2部昇格、準優勝なら1月20日の京都紫光クラブとの入れ替え戦に。
決勝のカードは獨協蹴鞠団対高砂ミネイロという兵庫県代表対決に。
獨協蹴鞠団は姫路獨協大学サッカー部のセカンドチーム編成で現役学生で構成(だと思う)。昇格1年目の兵庫県リーグ1部を優勝し、今大会は予選リーグ初戦の守山侍(滋賀県)戦を1-2で落とすも、次戦のFCマキシマ(京都府)戦は退場者出しながらも5-2で勝利。準決勝のFC TIAMO(大阪府)戦も終盤のゴールで突き放しての3-1。ポゼッション、プレッシング云々より、学生らしい運動量が攻守に活きている印象。
高砂ミネイロは高砂市のクラブチーム。B,C(シニア?)チームもあり、規模は小さくない印象。県リーグ特有の?継続されたメンバーに加え今季は力のある新加入選手を加え(今日のスタメンのうち、たしか7人くらい)、兵庫県リーグで2位に。シンプルな4-4-2を敷きつつ、連携の取れたパスワーク、連動制のある崩し、などよく鍛えられている印象。
今季(2012年)の県リーグでの直接対決はミネイロの1勝1分。とはいえ予想は難しくほぼ互角か。ボールは多少ミネイロが持てるだろうが、獨協の運動量は侮れない。
会場は大阪のJGREEN堺。11時15分に住之江のバスに乗り、15分弱で着く。海に近いので風が強いのが常だが、今日はあまり寒くない。
↓3番出口がバス停への最寄り
↓バス時刻表
↓バス終着のクラブハウス前。
↓クラブハウス入口もお正月
各ピッチで少年サッカー、シニアサッカーやフットサルが行われている。
移動式屋台型販売車3台が営業中でけっこう盛況。イカ焼き(200円)、あぐードッグ(350円)食す。温かく美味い。
12時15分にS-1フィールドのスタンドへ。お客はまだいない。スタッフのグラウンドチェック等。徐々にお客も増えてくる。SAGAWAサポの方や、地域・県リーグカテゴリーでよくお見かけする方の姿もちらほらで、この試合の注目度がうかがえる。
↓ゴール裏より、まだ無人のバックスタンド
↓掲示板・時計も使用
13時半、両軍がピッチ内練習開始。ミネイロはサポーターへのあいさつも。13時45分練習終了。
ミネイロ側は家族や知人か観客多め。ユニ来て太鼓叩くサポ10人強はサブメンバーか、Bチームの選手か。獨協はチームメイト・女子部ら約40人。こちらも太鼓・チャントあり。4回生だろうか「引退させてくれー!」との声が。
選手入場、整列、握手、スタメン記念撮影、円陣、と行い、14時キックオフ。
メンバーは独自調べのため間違いあるかも。
獨協は4-2-3-1。CBに河村が復帰し、吉村をLBに配置。それ以外は準決勝と変わらず。
主将:北川
57佐藤(涼)
12高橋 6武井 14村上
27北川 53岡田
19吉村 34国司 4河村 15水池
21佐藤(優)
ミネイロは4-4-1-1。柏木が復帰し、各所に本職置き、でこちらもベスメンか。主将西中。
37寺本
5高田
10岡原 42柏木
50中根 38臼井(仁)
26田川 3長尾 36西中 24臼井(貴)
1井上
開始早々左サイドでのパスワークから高田が落とし寺本のミドルから左CK得たミネイロ。直後にも左サイドでのパスワークから左CK得る。9分には右サイドFKから高田がクロス入れ、混戦のこぼれから田川がシュートも弱い。
開始直後はミネイロペースかと思われた。個々のボール扱いや味方を使う技量はさすが。寺本のキープ力、岡原の持てる力はさすが。獨協はDFラインとCHの、引いた寺本、高田の捕まえ方にやや苦戦か。また縦のボールを入れられた時のDFの対応がはっきりしない場面も。
が、すぐに拮抗した中盤での凌ぎ合いに。
ミネイロはDFから中盤につけるシーンが少なく、いつものような楔→落とし→スルーパス→飛び出し、が作れない。相手DFも寺本へ入った所をサンド、と慣れてきている。うまくはたけないと相手の接触プレイにつぶされる。
獨協もDFが持っても、中盤に付けれない、またはパスミス。途中から岡田が引いて貰うも、状況はあまり変わらず。組み立ての力がやや不足し、、ロングパスの質も高くはなく、前線の距離感も遠い。左利きの吉村、高橋、武井の辺りを使おうとはしているが。
やはり決勝戦ということで両軍リスクレスになっているか。
16分 右サイドで寺本から2人で奪い、佐藤(涼)がスルーパス。ペナ右浅めへ高橋が走りこむが、飛び出したGK井上がブロック。こぼれにすかさず武井が詰めるも井上再びブロック。
シュートやクロス少ないまま時間が過ぎる。
39分 GK佐藤(優)からのロングボールを佐藤(涼)?がヘッドで流し、受けた高橋が強引なドリブルで左サイド進みクロス。ニアへ詰めた村上がワンタッチシュートもコース甘く、GK井上が左手ではじく。
40分 相手GKからロングボールを岡田がはじき、佐藤(涼)が落とし、高橋が左サイドへ持ち出し、中央へパス。武井がペナ左へスルーパス。佐藤(涼)が走りこみペナ中央へパス。村上が詰めるも相手DF,GKがブロック。
45分 右CKを武井が左足で入れる。ファーで国司がヘッドで折り返し、ゴールエリア右で河村がヘッドで押し込む。獨協先制。1-0。
前半終了 獨協蹴鞠団 1-0 高砂ミネイロ
後半開始。
開始2,3分過ぎると獨協ペースに。ボールを縦へ運び、グイグイ攻めていく。ミネイロもクリアよりはつなぐスタイルのため、獨協が相手陣地で奪う・前向きに奪いそのまま攻めに出るシーンが目立つ。
ミネイロDFは相手アタッカーに詰められパスがぶれたり、楔を入れられてフリーズするシーンが目立つ。
15分 選手交代 24.臼井(貴)→30.藤沢 FWに入り、高田がCH、中根がRB
16分 右サイド武井が相手DF裏へフィード。高橋が飛び出すジャンピングボレーもわずかに右に外れる。
17分 岡田のフィードから佐藤(涼)が溜めて、左サイド高橋が低いクロス。ニアへ詰めた村上はワンタッチでシュートもコース甘く、GK井上がはじく。
獨協がパスワーク・クロス・プレス、と圧倒し出してくる。20分辺りからミネイロも足元で回しだして、流れを引き寄せようとする。
23分 選手交代 14.村上→58.鎌田 そのままRHに
25分 後ろからつなぐ、バイタルで受けた高田が縦へ入れ、藤沢が落とし、寺本が左足ミドルシュート。相手DFに当たり、相手GKの逆突くも、枠を外れCKに。
26分 上記のCKを防いだ獨協がカウンターから2対2作る。佐藤(涼)がペナ右まで持ち込み、DF2人引きつけ、ペナ中央でどフリーの武井へパス…もDFの足に引っ掛かる。
獨協はもう1点でミネイロの息の根を止められるのだが、30分辺りからミネイロのポゼッションが上がっていく。ミネイロは慌てず、後方からボール持ち、じっくりうかがう。獨協はシンプルなクリアが増える。
32分 右サイドFKを岡原が入れ、ペナ中央田川がヘッドで右下へ。GK佐藤(優)が好セーブ。
33分 獨協がカウンターから4対3をつくるもクロスはカットされる。
ミネイロはパワープレイ気味に前線にボール送る。獨協も河村がヘッドで跳ね返す。
39分 選手交代 佐藤(涼)→庫谷 RHに。鎌田がFWに
39分 選手交代 田川→西谷 FWに。中根がスリーバック中央に入り、3-4-3に。
42分 右サイド柏木?が低めのクロス入れ、ニアに西谷詰めるが、河村が一歩早くクリア。
42分 選手交代 鎌田→戸田 そのままFWに
ロスタイム3分の表示
もう完全にパワープレイのミネイロ。獨協も河村・国司中心にはね返す。
46分 獨協がカウンターから4対2の形も、左サイド深くに進み時間稼ごうとする。が、オフサイドですぐ失う。
47分 獨協右サイドでFK得る。右サイド深くでキープ、かと思いきやパス数本回してロスト。
獨協応援団が笛吹けー!と叫ぶ中、中盤右サイドで拾った柏木?がペナ前中央へロビング入れる。上がっていた長尾がフリーでヘッドで前へ。獨協DFの正面も、近い距離を直線で来たボールを遠くへははね返せず、ヘッドクリアはペナ前中央に帰る。フリーの臼井(仁)が拾い、右足シュート。巻かれた弾道は飛びついたGK佐藤(優)も届かず、ゴール右上に吸い込まれる。この時48分25秒。
キックオフせず後半終了。 獨協蹴鞠団 1-1 高砂ミネイロ
同点のためPK戦に。獨協応援団側のゴールにて。先攻は獨協。
1人目武井。左足でゴール右へズドン。
1人目寺本。完全にGKのタイミング外し、右足で左下へ。
2人目高橋。左足で右上へ。
2人目藤沢。右足で右上へ。
3人目水池。右足で左下へ。
3人目中根。長めの助走から右足で左下へ。
4人目吉村。左足でほぼ正面に。
4人目高田。右足で左へ。
5人目岡田。右足で右上へ。
5人目岡原。右足で力強く右上へ。
6人目戸田。右足で左下へ。
6人目柏木。右足で左下へ。
7人目庫谷。右足で左下へ。
7人目西中。右足で左下で。
8人目北川。右足で左上へ。
8人目臼井(仁)。右足で右へ。
9人目国司。スタンドから「国司落ちついてー!深呼吸ー!」の声もある中、右足シュートはバーの上へふかす。
9人目長尾。右足で右上へ決める。
試合終了 獨協蹴鞠団 1(8PK9)1 高砂ミネイロ
整列、あいさつ、握手、相手ベンチ、第4審判らへのあいさつ、行い、表彰式。
両軍サポにあいさつ。
国司は泣いてる。
ミネイロは胴上げも
ラストプレーの同点、PK戦とまぁ劇的な試合になったと思う。
ミネイロはそれまでの試合で猛威を振るったパスワークはあまり見られず。それでもじっくり耐えつつ、ボールつないで流れ引き寄せる辺りは経験か。
全体のレベルの高さや、バランス、柔軟性、など関西2部でも堂々とやれるのでは。
獨協は運動量で上回りつつも、つめが甘かったり。最後の時間を稼ぎきれん辺りも…。引退が1週間延びてしまい(練習試合キャンセルしよー!との声も)、入替戦に臨む。
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