きなこもちの2013年1月13日 関西府県リーグ決勝大会 決勝 獨協蹴鞠団対高砂ミネイロ

 遅くなったが、明日が入替戦ということで観戦記。個人的には2013年初のサッカー生観戦。


 


 LaBOLA的には需要ない試合と思われるが、ネットで検索するとわりと話題にされている今大会。関西2府6県の各リーグから12チームが参加。優勝すると関西リーグ2部昇格、準優勝なら1月20日の京都紫光クラブとの入れ替え戦に。


 


決勝のカードは獨協蹴鞠団対高砂ミネイロという兵庫県代表対決に。


 獨協蹴鞠団は姫路獨協大学サッカー部のセカンドチーム編成で現役学生で構成(だと思う)。昇格1年目の兵庫県リーグ1部を優勝し、今大会は予選リーグ初戦の守山侍(滋賀県)戦を1-2で落とすも、次戦のFCマキシマ(京都府)戦は退場者出しながらも5-2で勝利。準決勝のFC TIAMO(大阪府)戦も終盤のゴールで突き放しての3-1。ポゼッション、プレッシング云々より、学生らしい運動量が攻守に活きている印象。


 


 高砂ミネイロは高砂市のクラブチーム。B,C(シニア?)チームもあり、規模は小さくない印象。県リーグ特有の?継続されたメンバーに加え今季は力のある新加入選手を加え(今日のスタメンのうち、たしか7人くらい)、兵庫県リーグで2位に。シンプルな4-4-2を敷きつつ、連携の取れたパスワーク、連動制のある崩し、などよく鍛えられている印象。


 


今季(2012年)の県リーグでの直接対決はミネイロの1勝1分。とはいえ予想は難しくほぼ互角か。ボールは多少ミネイロが持てるだろうが、獨協の運動量は侮れない。


 


 


 


会場は大阪のJGREEN堺。11時15分に住之江のバスに乗り、15分弱で着く。海に近いので風が強いのが常だが、今日はあまり寒くない。


 


↓3番出口がバス停への最寄り



↓バス時刻表



 


↓バス終着のクラブハウス前。



 


↓クラブハウス入口もお正月



 


 


各ピッチで少年サッカー、シニアサッカーやフットサルが行われている。



 



 


 


移動式屋台型販売車3台が営業中でけっこう盛況。イカ焼き(200円)、あぐードッグ(350円)食す。温かく美味い。



 



 


 


12時15分にS-1フィールドのスタンドへ。お客はまだいない。スタッフのグラウンドチェック等。徐々にお客も増えてくる。SAGAWAサポの方や、地域・県リーグカテゴリーでよくお見かけする方の姿もちらほらで、この試合の注目度がうかがえる。


 


↓ゴール裏より、まだ無人のバックスタンド



 


↓掲示板・時計も使用



 


 


13時半、両軍がピッチ内練習開始。ミネイロはサポーターへのあいさつも。13時45分練習終了。


 


ミネイロ側は家族や知人か観客多め。ユニ来て太鼓叩くサポ10人強はサブメンバーか、Bチームの選手か。獨協はチームメイト・女子部ら約40人。こちらも太鼓・チャントあり。4回生だろうか「引退させてくれー!」との声が。


 


選手入場、整列、握手、スタメン記念撮影、円陣、と行い、14時キックオフ。



 



 



 


メンバーは独自調べのため間違いあるかも。


獨協は4-2-3-1。CBに河村が復帰し、吉村をLBに配置。それ以外は準決勝と変わらず。


主将:北川


 


                  57佐藤(涼)


 


    12高橋           6武井          14村上


                            


              27北川     53岡田


 


    19吉村      34国司     4河村     15水池


 


 


                  21佐藤(優)


 


 


ミネイロは4-4-1-1。柏木が復帰し、各所に本職置き、でこちらもベスメンか。主将西中。


 


                  37寺本


                  5高田


 


    10岡原                        42柏木


              50中根     38臼井(仁)


 


     26田川     3長尾      36西中    24臼井(貴)


 


                   1井上


 


 


開始早々左サイドでのパスワークから高田が落とし寺本のミドルから左CK得たミネイロ。直後にも左サイドでのパスワークから左CK得る。9分には右サイドFKから高田がクロス入れ、混戦のこぼれから田川がシュートも弱い。


 


開始直後はミネイロペースかと思われた。個々のボール扱いや味方を使う技量はさすが。寺本のキープ力、岡原の持てる力はさすが。獨協はDFラインとCHの、引いた寺本、高田の捕まえ方にやや苦戦か。また縦のボールを入れられた時のDFの対応がはっきりしない場面も。


 


 が、すぐに拮抗した中盤での凌ぎ合いに。


 ミネイロはDFから中盤につけるシーンが少なく、いつものような楔→落とし→スルーパス→飛び出し、が作れない。相手DFも寺本へ入った所をサンド、と慣れてきている。うまくはたけないと相手の接触プレイにつぶされる。


 獨協もDFが持っても、中盤に付けれない、またはパスミス。途中から岡田が引いて貰うも、状況はあまり変わらず。組み立ての力がやや不足し、、ロングパスの質も高くはなく、前線の距離感も遠い。左利きの吉村、高橋、武井の辺りを使おうとはしているが。


 やはり決勝戦ということで両軍リスクレスになっているか。


 


16分 右サイドで寺本から2人で奪い、佐藤(涼)がスルーパス。ペナ右浅めへ高橋が走りこむが、飛び出したGK井上がブロック。こぼれにすかさず武井が詰めるも井上再びブロック。


 


シュートやクロス少ないまま時間が過ぎる。


 


39分 GK佐藤(優)からのロングボールを佐藤(涼)?がヘッドで流し、受けた高橋が強引なドリブルで左サイド進みクロス。ニアへ詰めた村上がワンタッチシュートもコース甘く、GK井上が左手ではじく。


 


40分 相手GKからロングボールを岡田がはじき、佐藤(涼)が落とし、高橋が左サイドへ持ち出し、中央へパス。武井がペナ左へスルーパス。佐藤(涼)が走りこみペナ中央へパス。村上が詰めるも相手DF,GKがブロック。


 


45分 右CKを武井が左足で入れる。ファーで国司がヘッドで折り返し、ゴールエリア右で河村がヘッドで押し込む。獨協先制。1-0。



 


前半終了   獨協蹴鞠団  1-0  高砂ミネイロ


 


 


後半開始。


開始2,3分過ぎると獨協ペースに。ボールを縦へ運び、グイグイ攻めていく。ミネイロもクリアよりはつなぐスタイルのため、獨協が相手陣地で奪う・前向きに奪いそのまま攻めに出るシーンが目立つ。


 ミネイロDFは相手アタッカーに詰められパスがぶれたり、楔を入れられてフリーズするシーンが目立つ。


 


15分 選手交代 24.臼井(貴)→30.藤沢  FWに入り、高田がCH、中根がRB


 


16分 右サイド武井が相手DF裏へフィード。高橋が飛び出すジャンピングボレーもわずかに右に外れる。


 


17分 岡田のフィードから佐藤(涼)が溜めて、左サイド高橋が低いクロス。ニアへ詰めた村上はワンタッチでシュートもコース甘く、GK井上がはじく。


 


獨協がパスワーク・クロス・プレス、と圧倒し出してくる。20分辺りからミネイロも足元で回しだして、流れを引き寄せようとする。


 


23分 選手交代 14.村上→58.鎌田  そのままRHに


 


25分 後ろからつなぐ、バイタルで受けた高田が縦へ入れ、藤沢が落とし、寺本が左足ミドルシュート。相手DFに当たり、相手GKの逆突くも、枠を外れCKに。


 


26分 上記のCKを防いだ獨協がカウンターから2対2作る。佐藤(涼)がペナ右まで持ち込み、DF2人引きつけ、ペナ中央でどフリーの武井へパス…もDFの足に引っ掛かる。


 


獨協はもう1点でミネイロの息の根を止められるのだが、30分辺りからミネイロのポゼッションが上がっていく。ミネイロは慌てず、後方からボール持ち、じっくりうかがう。獨協はシンプルなクリアが増える。


 


32分 右サイドFKを岡原が入れ、ペナ中央田川がヘッドで右下へ。GK佐藤(優)が好セーブ。


 


33分 獨協がカウンターから4対3をつくるもクロスはカットされる。


 


ミネイロはパワープレイ気味に前線にボール送る。獨協も河村がヘッドで跳ね返す。


 


39分 選手交代 佐藤(涼)→庫谷  RHに。鎌田がFWに


39分 選手交代 田川→西谷  FWに。中根がスリーバック中央に入り、3-4-3に。


 


42分 右サイド柏木?が低めのクロス入れ、ニアに西谷詰めるが、河村が一歩早くクリア。


 


42分 選手交代 鎌田→戸田  そのままFWに


 


ロスタイム3分の表示


もう完全にパワープレイのミネイロ。獨協も河村・国司中心にはね返す。


 


46分 獨協がカウンターから4対2の形も、左サイド深くに進み時間稼ごうとする。が、オフサイドですぐ失う。


47分 獨協右サイドでFK得る。右サイド深くでキープ、かと思いきやパス数本回してロスト。


 


獨協応援団が笛吹けー!と叫ぶ中、中盤右サイドで拾った柏木?がペナ前中央へロビング入れる。上がっていた長尾がフリーでヘッドで前へ。獨協DFの正面も、近い距離を直線で来たボールを遠くへははね返せず、ヘッドクリアはペナ前中央に帰る。フリーの臼井(仁)が拾い、右足シュート。巻かれた弾道は飛びついたGK佐藤(優)も届かず、ゴール右上に吸い込まれる。この時48分25秒。



 


キックオフせず後半終了。   獨協蹴鞠団  1-1  高砂ミネイロ


 


同点のためPK戦に。獨協応援団側のゴールにて。先攻は獨協。


 


1人目武井。左足でゴール右へズドン。


1人目寺本。完全にGKのタイミング外し、右足で左下へ。


 


2人目高橋。左足で右上へ。


2人目藤沢。右足で右上へ。


 


3人目水池。右足で左下へ。


3人目中根。長めの助走から右足で左下へ。


 


4人目吉村。左足でほぼ正面に。


4人目高田。右足で左へ。


 


5人目岡田。右足で右上へ。


5人目岡原。右足で力強く右上へ。


 


6人目戸田。右足で左下へ。


6人目柏木。右足で左下へ。


 


7人目庫谷。右足で左下へ。


7人目西中。右足で左下で。


 


8人目北川。右足で左上へ。


8人目臼井(仁)。右足で右へ。


 


9人目国司。スタンドから「国司落ちついてー!深呼吸ー!」の声もある中、右足シュートはバーの上へふかす。



 


9人目長尾。右足で右上へ決める。



 



 


 


試合終了     獨協蹴鞠団  1(8PK9)1  高砂ミネイロ


 


 


整列、あいさつ、握手、相手ベンチ、第4審判らへのあいさつ、行い、表彰式。



 



 


両軍サポにあいさつ。


国司は泣いてる。



 



 


ミネイロは胴上げも



 


 


ラストプレーの同点、PK戦とまぁ劇的な試合になったと思う。


 


ミネイロはそれまでの試合で猛威を振るったパスワークはあまり見られず。それでもじっくり耐えつつ、ボールつないで流れ引き寄せる辺りは経験か。


 全体のレベルの高さや、バランス、柔軟性、など関西2部でも堂々とやれるのでは。


 


獨協は運動量で上回りつつも、つめが甘かったり。最後の時間を稼ぎきれん辺りも…。引退が1週間延びてしまい(練習試合キャンセルしよー!との声も)、入替戦に臨む。






















































































































































































































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