きなこもちの2013年1月20日 関西リーグ入替戦 京都紫光クラブ対獨協蹴鞠団

5日前の観戦記。個人的には2012年度を締めくくる試合。


関西リーグ入替戦。京都紫光クラブ(以下紫光)対獨協蹴鞠団(以下獨協)。13時西京極陸上。


 


 


紫光は京都サンガと母体を同じくした伝統あるチーム。2012シーズンは関西リーグ2部7位で終え入替戦に。20年間在籍した同リーグの座を死守できるか。


獨協は前回書いた通り姫路獨協大学のセカンドチームで、先週の関西府県決勝で後半アディショナルタイムに追いつかれて関西リーグ昇格を逃し、入替戦に。


 


 


阪急京都線で西京極へ。一応ご当地もの、阪急そば食す。



 


11時頃に競技場着。補助競技場ではシニアサッカーフェスティバル。当事者は真剣だが、シニアサッカーは観てて癒される。


 


スタジアムIN。メインスタンドのみ開放・入場無料・アナウンス無・電光掲示板不使用。


 


日が照ってくれると良いが、やはりちと寒い。


 


スタッフ?にはラランジャの中尾らの姿が。昨年の入替戦(西京極)でもラランジャの選手がスタッフだった気が。


 


12時25分~45分はピッチ内アップ。


 


紫光はジュニアの子らが大勢応援に。関西リーグサポ連合もいたとかいないとか。。獨協もチームメイトが応援…も、先週より少ない。ちなみに本日、神戸ユニバーのサブグラウンドで、神戸市代表と獨協(1軍?)が練習試合。


 


選手入場、整列、挨拶、握手、スタメン写真、コイントス、円陣、と行いキックオフ。前半は紫光が(スタンドから見て)左から右に攻める。キックオフも紫光。観客は紫光HPでは200人とのこと。



 



 



 


 


メンバーは自己チェックだが…。


紫光は4-4-1-1。大体は主力(と思う)。主将中田。ちなみに半そでは中田のみ。手袋は細田・石塚・北風。


 


 


                    15五十川


 


                     13田中


      23北風                           8石塚


             


 


               33中田       46渡部(寛)


 


 


       28岡田(航)  26渡部(聡)    3渡部(肇)    14細田


 


 


                     51中路


 


獨協は4-2-3-1。先週から右SBを入替。主将北川。ちなみに半そでは岡田のみ。手袋は北川・武井・高橋。


 


 


 


                     57佐藤(涼)


 


 


      12高橋            6武井            14村上


 


              


                27北川      53岡田(真)


 


 


       19吉村     34国司      4河村       47庫谷


 


 


                     21佐藤(優)


 


 


 


・チャンスシーン等メモ


キックオフから左サイドにボール送り、1分で左CK得た紫光。


2分 中央で田中が1人抜いて、ドリブルから右足ミドルシュートを左下へ。GK佐藤(優)が触り、CKに。


3分 その左CKを北風が入れ、中央で渡部(寛)がダイレクトシュート。弱く、GKが抑えた。


4分 右サイド基点に田中が中央へドリブルし、ペナ前で相手DFを引き付け、ペナ左へパス。フリーで詰めた北風の左足シュートは外れる。


8分 中盤左サイドのスローインからに浮き球を五十川がフリック。石塚が抜け出しペナ左まで持ち込み、ペナ前にパス。受けた田中が強引に右足ミドルを撃ちきるもバーの上に。


12分 渡部(寛)が縦パス入れ、五十川が落とし、田中が右足ミドルを左下へ。GK抑えた。


25分 五十川のロングスローがクリアされて得た左CK。中田が右足で入れ、中央GK佐藤(優)が弾くも弱い。フリーの五十川がヘディングで左上へ飛ばす。ゴールライン上の岡田(真)も頭で触るがゴールに。1-0。



 


27分 右サイドへのサイドチェンジから、田中が持ち込み右足クロス。ペナ中央に詰めた渡部(寛)がシュートも、弱く、GK抑えた。


33分 獨協選手交代 14.村上→24.大前 そのままRHに。


 


前半終了(約47分10秒)。京都紫光クラブ 1-0 獨協蹴鞠団


 


スタッツは自己チェック…


             紫光                   獨協


             4   (3)  ペナ内シュート(枠内)   1


             3  (2)  ペナ外シュート(枠内)        1 (1)


              5     コーナーキック       0


              1     ゴールキック        7


           渡部(肇)   イエローカード     なし


 


 


後半


5分 相手CBのヘッドのこぼれを拾った大前が右サイドから右足クロス。獨協はペナに4人つめる。


9分 獨協選手交代 47.庫谷→15.水池 そのままRBに。


26分 高橋が左サイドを強引にドリブルし、ペナ左にパス。フリーの武井がダイレクトで左足シュートもバーの上へ。


26分 紫光選手交代 15.五十川→7.村田 そのままFWに。


32分 高橋が左サイド持ち込み、サポートに来た武井にパスし、さらに中央にパス。岡田(真)の右足ミドルはバーの上へ。


35分 北川がロビングをペナ左へ。佐藤(涼)が受け、縦へ持ち込み、武井・大前が詰めてるペナ中央にパスも、相手DFにカットされる。


36分 獨協選手交代 27.北川→62.岸本 FWに入り、4-1-3-2気味に。


38分 紫光選手交代 13.田中→45.川村 川村がFWに、村田がセカンドトップに。


46分 獨協の左CK。獨協GKの佐藤(優)も相手ペナまで上がる。



 


48分 ロングボールのこぼれを拾った武井が左足シュートも右下へ外れる。


 


試合終了(約48分45秒)。京都紫光クラブ 1-0 獨協蹴鞠団


 


後半のスタッツ。


              紫光                    獨協


               1      ペナ内シュート(枠内)    2


               0     ペナ外シュート(枠内)     4


               0         コーナーキック      4


               8         ゴールキック           5


                               なし      イエローカード    北川、大前


 


 


試合感想


紫光は2012年は2回観たものの、ゆるいプレスやプレーテンポ等、レベルは県リーグと大差ない印象で、獨協が運動量で押し切るのでは予想をしていたのだが、開始直後から紫光がペース掴み、前半は完全に紫光のゲームだった。格上としての意地か、獨協がスロースターターと見ての戦略か(紫光は先週の決勝も視察との話もあり)。


 


紫光は攻守にバランスや距離感が良く、連携・組織面でも非常に良かった。ホルダーの落ち着きと、ホルダーへのサポートを欠かさずショートパスつなぐ。ハイボール等へのファースト、セカンド拾いも殆ど勝利。五十川の下がってのヘッドなどに基点となるポストワーク、田中のドリブル、北風の左足、渡部(寛)の散らし、といった特長も出ていた。


 守備もツートップからの前プレスが機能。数的同数にせずとも、相手DFの姿勢やパスコースを追いこんで行く。中盤もスペース与えず、ボールへも全員が厳しく行っていた。


 


獨協は思い通りにいかなかった前半では。開始直後から後手に。CB含めファーストに勝てず、セカンドも各所で勝てず、寄せも中途半端で奪えず、つながれた。DFの1人が前へアタックに出た時、残りがフリーズしかける(と思う)悪癖も散見。


 奪う位置も低くなり、DFからの組み立てが主体となるも、DF間の、DFから中盤へのパス回しもスムースさを著しく欠いた。先週以上に試合の状況にビビってしまっている印象。


 ゴールキックをショートパスで行うも相手FWに詰められ、かといってロングボールは向かい風で飛ばず、相手にもはね返される。


 陣地ひっくり返そうとしてかロングポール送るも単発。佐藤(涼)も孤立気味。前線までの距離が、前線の距離が遠いのは先週と変わらず。それでも相手GKまで戻せればいいのだが、そこからのロングボールは前述の通り、勝てない・拾えない。


 


前半の中頃から中盤で武井のボールタッチが増え、右サイドでのプレーも増えてくるが、チャンスは作れず。村上は走り屋系で前半から使い切るタイプと思われ、武井もマキシマ戦でRHで出るなど右サイドが得意、とも思われるが、前半から高橋をもう少し使いたかった。決勝では吉村・武井・高橋の左利きトリオの絡みがもう少しあったが。また相手RBはハイボールにかぶるシーンが何回か見られ、渡部(肇)も長身・ベテラン・パスの少なさ、と引っ張り出されるのが苦手の可能性があり、そういう点でも左から攻めたかったかも。


 


 


後半は立ち上がりから獨協が押し気味に。セカンド・球際への意識が向上。高橋の強引なドリブルと、大柄な大前をターゲットにするプレーが目立つ。9分にはあまり攻撃が上手くない庫谷に替えて水池投入。紫光は何回か田中や北風がボールを運んだりするが、つなぐのか縦にいくのかが難しくなってきたか。


 20分過ぎから獨協の完全なワンサイドに。紫光の大きなクリアも増えてくる。が、獨協はアタッキングサードまで進むもそこから崩せない。高橋のドリブルはなかなか取られないものの、周りのサポートがなく、単発でこねて、奪われる。大前も仕掛けようとするが、結局中に入っていく。クロスが上げられない。


 中央でも楔やチャレンジするプレーがなく、ペナに入っていくプレーも少ない。紫光CBにあまり脅威を与えられていない感じ。


 終盤は国司を前線に上げるなどパワープレーに入るも、押し上げきる前にロングボール上げてしまう(競る位置も浅いし、間延びしてて拾えない)など、ここでもあせり、拙攻を露呈。


 


結局獨協はチャンスの卵も作りきれず、紫光が逃げ切り試合終了。


 獨協は技術レベルがさほど高くないのは知っていたが、後半は紫光を押し込んだ(シチュエーションもあるが)。終わってみれば紫光が試合巧者という試合に。


 


試合終了の笛。両軍のコントラスト。これぞ入替戦。


 



 


整列、挨拶、握手、相手ベンチに挨拶、自応援団に挨拶。



 



ベンチで喜び合う紫光の選手ら。この試合への意気込みが感じられた。


J目指すチームや学生チームが増えてきた関西リーグで、古豪紫光の残留は個人的にも嬉しいが。


 



 


獨協は1軍の入替戦敗退、女子の全女初戦惜敗(ちなみにインカレも惜しくも逃す)も観ていただけに、あと一歩、の印象が強い…。いつしか愛着が。2013シーズンこそは笑って終わりたい。


 


 


と、ここまで。


長文に付き合って頂いた方、ありがとうございました。


 































































































































































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