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心がなければ
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すすむ
2008年11月30日 21:46 visibility68
今週は昨日も出勤せねばならんかったので、休日は日曜のみ。
のんびり睡眠ができただけでもよしとしよう。
しかし、心の疲れってのは、たっぷり時間をかけなければならんですな。責任感とプレッシャーとうんぬんかんぬんが頭から抜けない…
心の問題といえば、WBCの選考、北京五輪後のレポートでも「心」とか「意志」というのが、槍玉にあげられてますよね。
かたや、日本代表を簡単に辞退するとは何事か!!
かたや、選ばれた日本代表の心の弱さが敗因。
つまり。
実力と共に心が伴っていなければ、日本代表の戦力になれんてことですよね。
代表引退を表明した宮本や上原。
ケガが心配で代表を辞退した岩瀬、森野、高橋あきふみ、浅尾。
この両者の言い分に何か差があるかといえば、僕としては何の差もないと思います。
野球みたいに合宿とか選考を短時間であっさり決めてしまう競技が他にはないので、比較対象があまりないのですが、
例えばサッカーの代表だったら、まず試合にかぶらないような日程が組まれ、クラブを通して選手を出すか出さないか決めますよね。
ほいで、シーズン中でも合宿をして、しかも、当日その中でベンチ入りしない選手も出てきます。
もしケガしている選手が選ばれたとしても、合宿を通して確認して、それでも強い意思があれば、ピッチにたたせるでしょう。
逆に、もしなんのケガもなく、実力だけで選ばれた選手であっても、精神的に弱い部分、または、チームになじめなかったりしたら、おそらくベンチ入りはできない。
そういう点をしっかりクラブ内でも話合っていると思いますし、表には出ていないけれども、プレイとはまた別の部分で代表入りを辞退した選手がいると思います。
そこで大事なのは、あらゆる理由で辞退した選手がバッシングを受けるような環境を作らないことだと思います。
本人たちが実際に口にする前に「ボイコット」「理由もなく辞退」なんて書かせてしまう首脳陣のコメントにも問題があります。
ちなみに中日は台湾出身のチェン投手を派遣するので、ボイコットではありませんし、理由もなく辞退した選手はいませんでした。
おそらく、実際のWBCの前になってケガや調整遅れで辞退する選手が出てくるでしょう(前回は黒田、石井ひろとし)もちろん、大会が始まったらケガともプレッシャーとも戦わなければならない。
日本を代表して世界と戦う大会であると同時に、心も体も削って戦う大会でもあるがゆえに、ひとりひとりの意思はしっかり尊重しなければならない。そうでなければ、ケガをしているのに出場し、結果的にメンタルの弱さで負けてしまったとされている北京五輪の二の舞になってしまう。
勝ちたいという強い気持ちは十分わかるけども、「日本代表」をまとめあげる組織として、プロ野球機構はあまりにも配慮がなさすぎる。
WBC連覇の最大の敵は、もしかしたら日本国内にいるのかもしれません。
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- 事務局に通報しました。
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