教育実習中の話

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    2007年06月14日 23:30 visibility49
土曜と日曜は徳高野球部の試合につれてってもらえん居残り練習見てきました。



 今年は3年9人、2年21人、1年、16人の大所帯。だもんで、2年が6人ほど居残り、1年と一緒に練習してます。



 2年はともかく、1年はまだ水に慣れてねえけえ、元気が全然ない。練習中なのに、「シーン」となったりする。


 俺は大学で野球やっちょらんけえ、あんまえらそうに言わんとこうと思っちょったんじゃが、徳高野球部OBとしての魂がだまっちょらんかった。



 「お前ら葬式やっちょんかあや!!」



 現役の誰よりもでかい声で罵倒。そうすると、少しは元気出る。



 じゃが、長くは続かん。



 別に声だしゃうまくなるって直結できんけど、指示とかするんには声がねえといけん。

 TOKUYAMAって文字が入っちょるユニフォーム着ちょるだけで高校野球やっちょる気になっちょる奴はいけん。




 教育実習はじまって1週間ってことで大分メンバーの名前も覚えて、仲良くもなった。



 特に、試合に出れんで悩んじょる2年生とはよく話をする。


 俺もぜんぜん試合につれてってもらえんかったけえ、こいつらの気持ちがよくわかる。んで、監督にいえないような悩みも打ち明けてくれた。



 こういう時は、きれいごとを言わず、俺が実際に体験したことを素直に語る。正直辞めたいって思ったこともあるし、くやし涙も流した。自分がチームにどれだけ必要とされちょるか、その答えを出すのが怖かった。



 2年生はこういった話をしっかり聞いてくれた。



 すぐに答えは出んかもしれんけど、それぞれに自分の「生きがい」を見つけて欲しい。辛い経験をした人間の方が、絶対強くなれる。


 こんな感じで、後輩達の時間は過ぎていく。


 
 自分が後輩達に何かを与えられていたら、この教育実習は大成功じゃと思う。



 ヤマモト徳山高校監督見習いとしての日々もあと少し。

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