獅子の抑えエース

  • すすむ
    2007年07月17日 05:11 visibility257

デニー友利。

  横浜にドラ1で入団するものの、極度のノーコンのため、一軍での登板ほとんどなし。西武にトレードされ、「もともとコントロール悪いんやから、全部真ん中に投げろ」という東尾監督のアドバイスが功をそうし、リリーフエースとして開眼。

 その後横浜、レッドソックス3Aを渡り、現在は中日で中継ぎ生活。敗戦処理ではない。負け試合を壊さない役割を担う。


 森慎二。

 97年に西武に入団。長身から投げ下ろすストレートとフォークを武器に、中継ぎ、抑えとして活躍。時には先発を務めたり、豊田につなぐセットアッパーとして西武の投手陣を支えた。昨年デビルレイズにポスティング移籍するものの、脱臼という大怪我を負い、先日解雇された。

 豊田清。

 同朋大初のプロ野球選手。入団当初は先発を務めていたが、森やデニーの離脱により、00年から抑えに。当初は連続サヨナラ負け喫するなど、不安定な投球が続いたが、その後は抜群のコントロールと精神力でリーグ1の抑えに。巨人にFA移籍後は精彩を欠き、今年は上原につなぐセットアッパー。


 そして、小野寺力

 大学時代は阪神久保田と共にチームを支える。西武では豊田の移籍にともない、06年から抑えに。今年は相次ぐ失敗から中継ぎに降格。


 抑えることが当たり前。打たれたら戦犯。

 それがリリーフエース。

 小野寺は先輩を蹴落として抑えの座を手にしたわけではない。

 豊田がいなくなったから。

 その豊田も中継ぎ降格を味わった。

 森、デニーも壁にぶち当たった。


中継ぎ降格。

これは通過点。

 西武の抑えとして君臨するための。

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