悔しさも悲しさも野球にぶつけるしかなかった

  • すすむ
    2008年01月31日 22:38 visibility50

1月31日はプロ野球選手のおおみそかだ!と昔誰かが言っていました。

 そう、明日はキャンプイン!

 オフを共に過ごした家族と離れ、みなみなが一日中野球漬け!

 最近は有名選手の動向がしっかりと伝わってくるので、みんな自主トレにすんげえ力入れてますよね。

 海外トレーニングはあたぼう!!

 キャンプ入りして即ブルペン!とか即紅白戦!といったチームもあったりして、気を抜けないオフになってます!

 きょじんは合同自主トレなんかもしちょるし。昔は半ば強引に合同自主トレに参加させられ、「2月1日までは自由でええっちゃ〜」というお達しが出た!というのに、今は真の合同自主トレになってますね〜

 新人以外はコーチの指示を2月まであおいではいけんというきまりもあるみたいで、ほんとオフは自分自身の勝負となるわけですね!


 高校野球は確か3月の第2週くらいに練習試合が解禁されます(僕のとこだけかもしれないですけど)。

 2年のときは試合につれてってもらえるか、3年のときは、試合に出れるか、って心配しまくって、全然眠れんかったことを思い出します。

 最後の公式戦のときは自分の役割をわかっておったので、安心して眠れたんですけど、練習試合初めのときはぜんぜん眠れない!

 プロ野球ほど試合が多くないアマチュアってのは、やっぱ早い内にアピールしたもん勝ちなんじゃと思います。僕はそれを強く強く感じておったんです。

 3年のときの試合では、ヒットを打てなかったものの、進塁打や守備でのファインプレーがありました。

 がしかし!僕はあろうことかサインミスを犯してしまい、監督の逆鱗に触れてしまったのです。

 サイン出すのが下手な監督ではあったんですけど、、、

 他の選手に大きなミスもなかったこともあって、その日は僕が集中砲火を浴びました。


 悔しさとかやるせなさしか記憶になくて、そのときのことはあんまり覚えてないんですけど、確か、帰りのバスを途中で降ろしてもらい、相当の長さを走って帰った気がします。

 その日は学校解散だったので、僕はぽつんと置いてあった自分のバッグを持って、走りきった後すぐに球場に向かいました。

 そのあとは素振りをしたような…ただぼーっとしてたような。。でも泣いてはいません!

 あまりに遅い時間まで球場にいたので、母が車でやってきました。

 母は僕がサインミスをしたことには気づいてなかったようだけども、なんとなく察するものがあったのか、いつもの対応をしてくれたような気がします。そういえば試合を見に来てくれとったんや!


 1年前の僕なら、おそらく「野球を辞めたい」ともらしたと思います。

 でも、そのときの僕は悔しさも悲しさも野球にぶつけるしかなかったのです。

 野球で悔しい思いをしたなら、

 その分、野球でいい思いをすればいい。


 野球との出会いが、僕を大人に近づけてくれていました。

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。