鳥肌モンの極上のエース

  • HiRO
    2006年08月14日 03:00 visibility51
(ORIX)Buffaloes 0 - 2 Hawks

この打線が低迷するなかを、見事に完封で勝ってしまう和巳。
凄すぎる!
鳥肌ものだ。
前回登板、8/4のMarines戦では、今季最悪とも言えるコンディションの中、気合いで見事1−0の完封劇を見せてくれたエース斉藤和巳が、この日は最高のピッチングを魅せてくれた。


立ち上がりの和巳は本当にMarines戦とは天と地ほどの差のあるピッチング。
だが、やっぱり打線が、1回、2回と四球などで塁上を賑わせながらも、前川から序盤に点を獲れない。

両チーム無得点のまま迎えた6回裏。投手はユウキ。
宗則が内野安打で出塁、続く田上がライト線を破る2ベースで無死2、3塁のチャンス。信彦が四球で無死満塁となり、ズレータは3塁ゴロ。3塁から捕手日高にボールが転送され、ここで迷いなく1塁に送球していればホームゲッツーだったのだが、3塁ランナー宗則が足を止め、日高が本能的に一瞬ランダムプレーをしそうになる。一瞬で気付いて1塁に送球するも1塁はセーフ。まさに一呼吸の差。捕手を一瞬惑わす宗則のナイス走塁。

このチャンスをカブレラがものにする。
左中間を破る2点タイムリー2ベース。

和巳がこの2点を守りきる。
9回を投げ、被安打5、2試合連続2桁奪三振となる11三振の力投で、2試合連続完封で、ハーラートップタイの13勝目。149奪三振、防御率1.68で投手三冠もキープ。
シーズン4完封目も凄いが、20試合に投げて完投7、打高投低の近代野球にあって防御率1.68も驚異的!
凄すぎる!

Hawks投手陣は、この数年、超強力打線をバックに勝ち星を重ね成長してきた。
が、今季はその大きな転機を迎えている。

だからこそ、和巳は言う。
 正直、投手陣はここ何年かは打線に助けられていた部分があった。別に打線を信頼していないという意味ではないが、今年は投手としての真価が問われる年になる。打線が弱くなったから勝てなくなったと言われるのだけは避けたい。今年はこれまで以上の成績を残すことが必要。

有言実行。鳥肌モンの真のエースがここにいる。

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