
球場デザインに興味がある
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キャプテンジーノ
2010年05月20日 17:22 visibility1243
今から20年位前に、なんの考えもなくただ見たいな〜というだけで
たまたま訪れたニューヨークでヤンキースの試合を見に行った。
当時はまだ野茂さえも近鉄にいた頃。
ヤンキースもバッシング後一番弱かった時期かな?
お客もまばらで、当日券で一塁側の内野席を難なく買えるという今では考えられない時でした。
有名な選手はいないしミネソタかどこかにぱっとしない展開でしかも負けているという日でした。
客席であたりを見回すと、一番盛り上がっていたのは、バックネットの(日本とは違いネットらしきものはキャッチャーの後方にしかない)上の切れ目(2階席か3階席の最前列)に陣取った、グローブを手にした少年たち(大人も混ざる)だった。
ファールボールがネットを伝い最上段まで上がってくると、時には枝の長い虫取り網のようなもの持った少年が、ボールを取ろうと必死になってワーワー言ってる。
当時日本のプロ野球はホームラン・エンタイトル2ベース以外はボール返却制だったと思うので、ファールボールをどんどん客にあげちゃうなんて太っ腹だ、日本もそうしてほしい(もう落合が3億円もらっていた時代)球団も金あるんだから、と思ってみていた。
球場も笛や太鼓の画一化した応援合戦はなく個人個人がただ野球を見て楽しんでいるという雰囲気が新鮮だった。
だけど?ん?
もっと、何かが違う・・・内野が天然芝だから?
それもある!
だがもっと違う。
選手と客が近い?
あるシーンでファーストが内野からの送球をエラーしてフェンス近くまでボールを追って走ってきた。
私の席は内野席ではあるが最前列ではない。
なのになんだこの近さは。
高さも一階席はグランドとほぼ同じ高さだ。
これかな?
いろいろ考えてみていました。
それからボストンのフェンウェイにも行った。
まだグリーンモンスターに客席はなかった。
だってすぐ裏は普通に車の走る道路だったんだもの。
かえって今現在どういうつくりで客席をあんなところに作ったのかが不思議だ。
フェンウェイでも感じたあの選手との近さ。
アトランタの取り壊される前のフルトンカウンティーではなぜか感じなかったが。
この謎は日本に帰って航空写真などで球場の造りを見たら一目瞭然で判明した。
ただ単に内野のファウルグランドが狭いのだ。
参考写真1・ヤンキーススタジアム
参考写真2・神宮球場
2010年の現在。あの東京ドームですら「クライマックスシート」という名で張り出した内野席が仮設で作られているが、外野のライン線近くまで客席が出てきている本場の球場みたいなのは危険回避重視の日本の球場ではありえないつくりになっていたのである。
長いので今回はここまで。
次回は球場の形について、日本の球場は実は狭くなかったの巻です。
神宮球場
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