同じ下手ならやらなきゃ損損！

ヤンツーさんの気持ちはもはや選手全員のお父さんの気分でしょう。

「お前たち、何度言えばわかるんだ～！」

「全く、しょうがねえな～！」

だから、今求められているのは「がむしゃらなプレー」「思い切りの良さ」。

それしかないでしょ。

昨日の鹿島戦はその前の鳥栖戦よりは良かったと思っています。

特に若手にとっては、リーグ随一の「強かさ」を持ってプレーする鹿島とガチで戦ったことが何よりの収穫だったのではないでしょうか。

見てて思ったのは、研修を終えて会社に入ったばかりの新入社員が実戦で苦労する姿。

研修ではマニュアルに基づいて基礎を叩き込むのが一番ですからそれでいいんだけど、いざ現場に来たら・・・、そりゃあ想像を超えることがいろいろありますよ。

ルールでは駄目っていわれることも、アウトスレスレでやるのが実戦の世界。

（後半、小笠原選手がボールをもったアトム選手を明らかにひっぱって後ろに倒したけれどスルー。これはいわゆる「駆け引き」ってやつですね。）

毎回毎回鹿島戦を見て思うのは、鹿島の勝利に対する並々ならぬ執念とシンプルなプレースタイル。たぶん決め事はホントに最小限で、それをメンバーがとことん追求しているんではないでしょうか。本当に参考になります。

こちらがボールを持って味方にパスするとき、これくらいのスピードで送ればつながるだろうと頭の中で計算して送るんですが、昨日の鹿島はその間にことごとく入ってきてボールを奪う。

（これは昨年の広島がそうでした。）

マニュアルではＯＫでも実戦では思うようにいかない。

でもやめちゃいけない。

「基本」の上に「経験」を重ねて、はじめてうまくなるのだから。

だから、昨日の若手選手、

尚紀！宣福！！水輝！！！堅碁！！！！

いい経験したよね。

うちらはまだまだ下手。でも、気持ちまで負けちゃ駄目だよ！

（特に堅碁は昨日は消極的なプレーが目立って残念。元来の真面目で責任感の強い性格が裏目に出たんだなと思ったけれど、一番がむしゃらにやらなければいけない立場だったと思うので今度は頼みます。）

昨日の反省を今後の試合で生かして、アウェーでは鹿島をボコボコにやっつけてください。