
俺改造計画 ~D意識よ、さらばっ!~
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Y.TAKA
2010年08月05日 11:45 visibility92
はじめに、私は最近ふと感じる事がある。それは自分の居場所の『違和感』だ。それは自分の後ろにGKしか居なかったり、自分の前に味方が多くいたりと見慣れぬ景色が続く事によるものと思われる。なぜだろうか?少し考えれば答えは簡単にでてくる。それは味方が、さらには自分さえも私が『Dの意識』持つ者だと思っているからだ。
なぜそうなってしまったか?なぜそこにいるのか?という事は考えるのはやめよう。それが現実であるからだ。現実はとても厳しいものだが、私は受け入れ、もがきつつも前進し、成長出来ると信じている。私は前しか見ないのだ。よって、これからの自分の在り方、自分改造計画を語るとする。
まずは自分自身の意識改革を行うとしようか。現在背番号は『18番』。とてもファンタジックな番号だ。そして絵になる。だから似合う。すばらしい番号だ。では何が問題だ?シューズなのか?まだ一度しか足を踏み入れていない『黄色と黒の虎柄シューズ』は置いておき、私は長年『ディアドラ』を愛用している。『ディアドラ』といえば歴代1番のファンタジックなブレーヤー、『ロベルト・バッジョ』を思い浮かべる方も多いだろう。私もその一人だ。彼のファンタジー溢れるプレーに魅了され、憧れ、そして私もファンタジー溢れるプレイヤーになりたいと思い選んだシューズ、それが『ディアドラ』だ。シューズも問題ないようだ。
こうなると私自身にそれほど『Dの意識』は無いように思われる。ならば強引にポジションを奪う計画を考えよう。スタメン人数の多い8人制ソサイチをベースとする。狙う位置は前線の4箇所。
まずはトップの位置、最近チームでは『5番』が努めている。『5番』はフィジカルが強く、キープやヘディングに長けた選手である。しかも着実に得点力を付けつつあるグッドプレイヤーだ。さらに困った事に彼はチームの代表でありキャプテンであるのだ。彼が居なければチーム自体成り立たない。…、分が悪い。私は元々トップの位置に興味が無いという事にして争うのはやめよう。それが最善だ。
次は右サイドだ。ここには『2番』が君臨している。彼はチーム1のスピードとスタミナを持つ、まさにサイドプレイヤータイプ、そして彼もまたグッドプレイヤーだ。しかし、入り込む余地はある。怪我がちなのだ。チームメートの不幸を願うのは大変良くない事だし、怪我など無い方が良いのだが、そんな機会があってしまったら言おうと強く思う。『2番の代わりは俺だ』と。
左サイドに目を向けてみよう。ここには的確なポジショニングとクイックネス、そして正確なキックを持つレフティー、『7番』が居る。彼もまたグッドプレイヤーなのだが、監督という重責を担う場合がある。その時は彼が安心して監督業を行える様、自信を持って言おう、『7番の代わりは俺だ』と。
とうとうこのポジションに触れよう。そう、『トップ下』だ。私の憧れである『ロベルト・バッジョ』もこのポジションであった。チームでは『10番』と『24番』が状況に応じ、この位置に入る。さて、どちらを蹴落とそうか。まずは『24番』。彼は最近サッカーを始めたプレイヤーだ。技術面の向上は目を見張る物だが、体力面では不安が残る。しかも彼は広報役という新たな試みに取り組んでいる。ビデオ撮影も今や重要な仕事だ。私と彼で『トップ下』と撮影役を交互に行うのは可能だろう。実は私は体力には余り自信が無い。半分位がちょうど良いのだ。彼との共存はある意味で良策だろう。
最後に『10番』。輝きを失った『10番』。以前であれば、チームのエースとして期待され、それに答えた彼とポジションを奪い合うなど考えもしなかった。しかし今は違う。今なら彼を『Dの意識』を譲る者、押し付けちゃえば良いんじゃん?と思う。これが私の結論だ。
私が『トップ下』に入れば、『背番号18』、『ディアドラ』、憧れである『ロベルト・バッジョ』、全てが繋がる。さらに『24番』とハーフ毎に交代すれば、半分も休めてしまう。最高だ。この上なく最高だ。
これが実現すれば、最近私が感じていた『違和感』が無くなるであろう。 ~終わり~
- 事務局に通報しました。
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