ジニャックの日かと思いきや

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   ジニャック アネルカ


アンリ          ゴヴ


   トゥララン L.ディアラ


エヴラ アビダル ギャラス サニャ


      マンダンダ


 


チームの大黒柱であるリベリとグルキュフを負傷で欠きながらも


大量得点でグループ首位のセルビアに少しでも近づきたいフランスは


4-2-4(実際はアネルカが少し引き気味だったので4-3-3?)でスタート。


以前にも失敗したことのあるCBアビダルという選択も、


フェロー諸島のカウンターを彼の走力で摘み取ろうという意図か。


 


序盤からフランスが殆どの時間ボールキープし試合を支配するも


トゥララン、ゴヴのシュートは再三ポストに嫌われる。


アンリとエヴラの左サイドもコンビネーションがいまいち。


最近のフランス代表は格下相手でも勝ちきれないことが少なくないので


今日もひょっとして…という嫌な予感が。


 


そんな中、ここのところ評価が急上昇しているトゥールーズ所属の


ジニャックがパワフルかつ正確な(とても華麗とは言いがたい)


プレーで2得点を奪取。


特に2得点目は追いすがる相手DF3人を単独で振り切る


さながらラグビー選手のような力強いドリブルからのシュートで


存分に持ち味を発揮。


 


これで勢いづいたフランスはその後も危なげなく試合を進め


5−0で勝利。


個々がそれぞれの力を出したという感じで、チーム戦術みたいなものは殆ど無く、


まあそこがフランスらしいといえばらしいんだけど、これで良いのか甚だ疑問ではある。


 


後半からゴヴに代わって入ったマルダはリヨンに行く前に


ギャンガンに所属していたことがあり、地元ファンから熱い声援を


受けるも圧しっ放しの展開では持ち味を活かせず。


 


同じくベンチスタートだったベンゼマは


この日2得点のジニャックに代わって後半途中から登場。


余裕のあるドリブルで前線を縦横無尽に駆け回り


ひらりひらりと相手をかわして1ゴールをマーク。


短い時間でもしっかりと存在感を示し、やっぱりジニャックよりも


ベンゼマだよなあと思わせるには十分な活躍。怪物君ここにあり。


 


この試合では主審が左足を負傷し、第四審判と交代するという珍しいシーンも。


そして殆ど言葉を発しなかった解説のヴェンゲルはいったい何を考えていたのやら…。

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