美術館はしご

本日は朝から美術館巡りをしてきました。


 


東京都庭園美術館



ニューオータニ美術館



国立近代美術館



国立近代美術館工芸館



国立近代美術館フィルムセンター



国際子ども図書館


 


まずは年末から目を付けていたタイポグラフィ展を観に庭園美術館へ。


1950年代くらいまでの広告は本当に格好良い物が沢山。


アプローチは全然違うのだけれど、


1970年代の電子音楽に似た雰囲気を感じました。最高。


 


美術館の外の日本庭園もなかなか良いので、もう少し暖かくなってきたら


隣の自然教育園とセットでお散歩するのも楽しそうです。


 


そして次はニューオータニ美術館へ向かったのですが


エレベーターを上がると、入り口にシャッターが。


なんと今日まで休館でした。がっくり。


 


気を取り直して初の近代美術館へ。


何となく地味な印象があった竹橋の美術館も


流石は国立、名作があちこちにあってびっくりでした。


フジタが三作品並んでいたり、リヒターもあったり、


なかなか侮れません。


マッチョな雰囲気の外見に似合わず、内部の階段の手すりの造形は繊細です。


 


そして隣の工芸館にも行ってみました。こちらは中身よりも建物目当て。


レンガ造りで窓枠白というアムステルダムにありそうなファサードで


とても元陸軍の建物とは思えないほど可愛らしく(スケールの問題か?)、


設計が本館と同じ建築家というのは意外なほど。


現在行われている展覧会では竹久夢二の作った人形が見られます。


来館者の二人に一人は外国人でした。


 


次に足を運んだフィルムセンターも展示替えのため休館。


うーむ、ついていない。


 


最後は上野の子ども図書館へ、


1920年代頃のアメリカとロシアの絵本を対比する展示を見に行きました。


この頃のロシアのデザインは配色が絶妙で凄すぎます。


歴史的建造物に指定されているこの建物は


バルセロナのカタルーニャ音楽堂で見られるのと同様の


ガラスのファサードで覆う手法でリノベーションされていますが、


これやると建物が美術館に展示された仏像みたいに感じられ、


趣があるはずの階段も、アクリル板をくっつけちゃうと何だか


安っぽく感じるし、うーむ。


 


しかし上野には我らが前川國男の東京文化会館が。


ユニテ→チャンディーガル→ロンシャンあたりの


後期のコルビュジェを思わせる力強い造形は勿論、


ガラス越しに見える照明が綺麗なんですよねー。


日本ではコンクリートの建物は40年程度しか持たないそうですが


少しでも長く、今の姿を留めて欲しいなあと願う今日この頃です。


東京で一番好きな建物。

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