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契約金超過が発生する原因は何か

  • DIME
    2012年03月15日 10:08 visibility828
ご無沙汰しております、DIMEです。
仕事で一番忙しい時期なんですが、出張って来ました。

さて、古い日記ですが、２００６年、２００７年辺りの日記を引っ張り出してきます。
NPBが目指すべき形　カテゴリ　（特にその４に書いてあります）
ここで書いていることから、私の考えは特段変わってません。

まず本題に入る前に確認して置かなければいけないことですが
西武や横浜で先に問題になった件では
「アマチュア時代に栄養費名目でお金を渡していた」件と
「最高標準額を上回っていた」件との２つがあります。
前者への処分が上位指名件の剥奪で
後者への処分が厳重注意処分です。
これは、前者の場合はNPB内部の問題ではなくアマチュアとの外部側も関係する問題で
後者は内部の取り決めだからと考えればそんなもんだろうなと思います。
だから、今回の件は過去には厳重注意処分となった問題が発覚したという事になります。


*******


で、上記過去ログの繰り返しになりますけど、簡単にまとめておきます。

Q,契約金が発生する原因は何か？
A,契約金を出すことにインセンティブ（経済的メリット）があるから

Q.なぜインセンティブがあるのか
A,現制度では、自由競争時より安い金額で拘束できる期間（FAまでの期間）が長い為、トータルで見ると、安くつく

Q,契約金の超過をなくすには？
A,超過するメリットをなくすしかない

Q,超過するメリットをなくすには？
A,拘束期間を短くすれば良い

Q,なぜ拘束期間を短くできないの？
A,さぁ？

以上より、

Q,契約金が発生する原因は何か？
A,一球団に長期的に拘束される制度的問題点

というのが私の結論です。


*****


あと言って置かなければいけないことは何かっていうと
これは悪いことか？と言われたら
私は心の底からNOと言うってことでしょうか。

たぶん、私と同様に「プロ野球は開放型ビジネスモデルへの変化が必要である」と考えていればそうなると思います。
そして巨人軍は会社としてその経営指向は同じだと思います、今のシステムは間違っている。
であるならば、対外的な違反や法的違反をしない範囲で、できる限り今のシステムを形骸化しようとするのは「球界の正常化」への努力です。
何も悪いことはしていない。

いろんな所で言っていると思いますが、「正しい考え方」は唯一ではないということです。
それぞれの人にとって、正しい考え方もあって、その正しい考え方同士はぶつかるということです。
正しさを認めろとは言いませんが、正しいと考えているということを尊重してほしいものだと思います。

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