巨人現有戦力評価 2007 Ver.L 投手

  • DIME
    2007年09月24日 18:20 visibility161

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長いためエラーが出たので3つにわけました。
捕手についてはこちらになります。
内野手&外野手、そして結論についてはこちらになります。
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去年も書きましたが、ドラフトで指名する選手というのは選手そのものの実力で評価するのでなく、その実力評価に本人の特性(守備位置・タイプ・左右の投打)とチームの必要とする選手の特性との適合性を掛け合わせて評価すべきだと思っています。そのためにまずドラフトに関しての日記を書く前段階として巨人の現有戦力を評価したいと思います。
そういう事情からここではメンバー表には一応書いておきますが、外国人選手についてはあまり言及しません。


■投手■


○右腕投手:24名
 ・加登脇卓真 
 ・木村正太 
 ・東野峻 
 ・西村健太朗 
 ・真田裕貴 
 ・栂野雅史 
 ・深町亮介 
 ・会田有志 
 ・福田聡志 
 ・越智大祐 
 ・野間口貴彦
 ・三木均 
--------------------25歳
 ・酒井順也 
 ・木佐貫洋 
 ・久保裕也 
--------------------30歳
 ・上原浩治 
 ・吉武真太郎 
 ・豊田清 
 ・門倉健 
 ・(外)オビスポ
 ・(外)姜建銘 
 ・(外)GG
 ・(外)パウエル


○左腕投手:11名
 ・辻内崇伸 
 ・金刃憲人
 ・林昌範 
 ・深田拓也 
 ・深沢和帆 
 ・山口鉄也
 ・内海哲也 
 ・上野貴久 
--------------------25歳
--------------------30歳
 ・高橋尚成 
 ・野口茂樹 
 ・前田幸長 


※評価※


投手の場合は1軍選手登録枠70名の中で他ポジションとの兼ね合いで基本31〜34名、この中で外国人が3〜4名ほど入ってくるので日本人枠は27〜31名ぐらいになるのが一般的。今年の巨人の場合は日本人で30名。
去年も触れたように、若手右腕(25歳以下)が12名、日本人選手のうち60%を占めて改善どころかその比率はあがっています、明らかに多すぎです。
その圧迫を受ける形で、左腕が少なくなっている、と言いたいところですが、セ・リーグで見た時にチーム内の左腕の数は概ね10〜12名なので数から見ればそうでもありません。
少なくなっているのは25〜30歳の働き盛りの選手が少ないかんじです。そんな中で木佐貫が生まれ変わり、内海がひとり立ちしたことは好材料です。両名が下に続く若手を引っ張っていけるような存在となることが期待されます。

そしてもちろん数多くいる若手右腕の見極めに入らなければいけません。特に先発に対する適正、中継ぎ・抑えに対する適正をしっかり見極めながらそれぞれの専門家を育て上げて欲しいと思います。


○右腕
今年足りなかったのは右腕の先発投手となりますが、実際のところ上原浩治が先発に戻るかもしれないと言うことを考えると木佐貫洋・上原浩治+αとなります。
そこを自由枠クラスがごろごろいる(久保裕也・野間口貴彦・福田聡志etc)なかで争うのですから、有力選手の頭数さえいないようなポジションと比べれば当然補強の必要性は相対的に低くなります。
今年は右腕投手が足りなかったから右腕投手だ、と安易に取りに行くとチーム全体の編成がますますおかしくなってしまいます、そういう目先しか見えていない対処はするべきではありません。
今年の年齢で言えば23〜24歳の中に野間口貴彦・福田聡志・越智大祐・栂野雅史・真田裕貴・会田有志・深町亮介とそれぞれ可能性を秘めた選手が7名も存在する。彼らが戦力にならないと見極めがついた頃になってから指名を検討するぐらいで十分でしょう。


○左腕
今年は4月開幕から、内海、高橋尚、金刃の左腕3兄弟が活躍し、非常に左腕が充実していたと見られることが多いです。しかし実際はそんなことはありません。左腕はまだまだ不足しています。
内海はようやく一人立ちしたばかり、金刃は1年目、しかも夏場以降はほとんど戦力にならずと、来期も計算するのは難しい、高橋尚もそもそも二桁勝利あげたのが先発をした7シーズン中2回と安定性にかける、という問題があります。
中継ぎではねずみの除去手術をしないまま騙し騙し投げていた林昌範一人に負うところが多く、林昌範がとうとう離脱してからは今年になって支配下登録した山口鉄也がモノになってくれたおかげでなんとかなっているという綱渡りの状態にあります。
万が一上記にあげた今年の主力が、来季今年のような実力を発揮できないとなったときに、誰が出てくるかと言えば、今年敗戦処理ぐらいしかできなかった前田幸長・野口茂樹の両ベテランと深田拓也、上野貴久、ぐらいしかいません。
尾花コーチは、先発投手について左右が等しいことを目標としているとどこかで読んだ覚えがあります。となると左腕の1軍での必要数は先発3に中継ぎ2の最低5枚は欲しいと考えていると予想されます。そう考えたところ、内海、高橋尚、金刃、林、山口の5枚に対して、深田、上野の2枚しかバックアップがいないというのは明らかに足りません。
では前田幸長。野口茂樹の両ベテランも、ということになってくるのですが、両名ともここ2年連続で結果が残っていません。そしてたとえ来年結果を残せたとしても先は見えています。
であるならば、年齢層的に見ても25〜30歳のあたりに左腕がいませんから、社会人から、それぐらいの年齢の実戦派の左腕を補強し、余裕があれば大学生からも1名補強、育成枠でもいいので高校生からも数名の補強はあって良いと思います。


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長いためエラーが出たので3つにわけました。
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