終わってみれば悪くない。
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DIME
2007年10月03日 17:05 visibility107
ってのが巨人の高校生ドラフトに関する感想。
外れ1巡、3巡と上位で野手を連続指名するのならそもそも何故右腕の佐藤に行くのだという戦略性に対する疑問はあるけど、逆に言えば疑問が起きるのはその部分ぐらいで、その後とったのが一番打者、右の外野手、左腕投手、とこの選択は悪くない、むしろ良い、補強ポイントど真ん中。
藤村が1巡指名に値するかといわれればちょっと微妙だけれど、個人的には怪我体質を抱える高濱と比較すれば藤村だと思うし、昨年のドラフトの結果に伴う今年のルーキーたちの硬さ(=怪我離脱の少なさ)を考えると、巨人としてもそのあたりを重視してくるのは想像に難くない。
そして選択からすると、もし1巡で藤村を確保していなかった場合、高濱抽選に敗れた方(この場合横浜だったわけだが)が、その代わりとして藤村を取りに来る可能性もあっただろう(実のところ、横浜の場合はポジションの兼ね合いよりも単純評価を優先するのでそうはならなかったと思うが、これが阪神だった場合、藤村の可能性はあったと思う)し、巨人より先に3巡指名する球団の中で藤村の名前もあがっていたようなので、そういう他球団との兼ね合い、全体の流れを見て藤村を先に抑える。
そして賭けだったけど、3巡目まで待ったところで運良く中井が残っていた、これが非常にラッキーだったんじゃないか。単純評価だけすれば中井と藤村と球団としての評価はそう変わらないのではないかと思う。
へぇ〜と思ったのは、4巡目。ここで左腕という選択は予測どおりで何にもおかしなところはないのだけれど、その左腕で竹嶋を持ってきたということ。
個人的には世間評を見る限りでは、その後に他球団が指名した佐藤祥、中村憲、浅沼あたりのほうがあるんじゃないかなぁと思っていた。
また現在の左腕の構成を考えれば、本格派左腕というよりも技巧派左腕の方が欲しいんじゃないかなとも思っていたんだけれど、まぁこの辺は技巧派取るなら大社で、って部分もあったのかもしれない。
総じて十分高い評価を与えられるドラフト結果だったのではないかと思う。
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