
奇跡のバックホームの裏側(松山商−熊本工)
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ステーション
2010年07月25日 10:21 visibility2934
今年の福岡県代表は、西日本短期大学附属となりました!
捕手の金子君は小学校から知ってます
お父さんは、少年野球の監督をされながら、高校野球の審判もされていました
彼が小学生の頃、お話させて頂きましたが、非常に勉強されているお父さんでした
練習は量ではない、確か少年野球の練習は週末の試合以外に1回でした
金子君!甲子園出場おめでとう!
あと西短のキャプテン鹿野君のお兄さんは私の教え子なんです!(理学療法士養成校の)
お兄さんは久留米商で野球をやってました!
お兄さんが果たせなかった夢を、弟が果たしましたね!
甲子園でも全力で応援します!
頑張れ!西短!頑張れ西村監督!
(西村監督ともお話をさせて頂いたことがあります 西短野球を変えようと、懸命に話されていました
やはり精神が変わらないと、プレーは変わりませんね!
西村監督の努力に脱帽です!)
昨日、松山商出身の方とお話させて頂く機会がありました
野球部ではないのですが、あの甲子園優勝(1996)の時の生徒さんです
そこで、あの伝説のバックホーム、高校野球ファンなら誰もが知っている『矢野選手』の話を聞かせて頂きました
ご存知のない方のために紹介させて頂きます
『伝説のバックホーム』とは…
1996年、夏の甲子園決勝、松山商−熊本工
この試合にはいくつものドラマがありました
9回裏、3−2で松山商リード
ここで打席には、熊本工、1年生でレギュラーを掴んだ澤村選手
(1年生でレギュラーは緒方耕一氏以来)
絶対絶命のピンチに澤村選手はなんとホームランを打ちます!
実は、この澤村選手、松坂世代なんですよね
松坂選手が1年生だった時、松坂世代で1番活躍していたのはこの澤村選手だったんですよね!
そして試合は延長に入ります
延長10回裏、またも熊本工はチャンスを掴みます
1アウト満塁
誰もが熊本工のサヨナラ勝ちが頭に霞みました
この時、私は偶然にも、甲子園近くの高速を運転していたんです…
打球はライトへ飛びました
一瞬ホームランかという当たり
しかし浜風に戻され、ライトフライに
誰もがタッチアップで熊本工のサヨナラ!
と思ったはずです!
しかし、ここでライトがとんでもないことをやります!
この時、ライトを守っていたのが矢野選手
この時は控えのメンバーで、この直前に守備要員でライトを守った選手でした
代わった選手にボールが飛ぶとは言いますが、本当に彼のところにボールが飛んだんです
しかし打球の飛び方からして完全にタッチアップセーフの当たり
ここで『奇跡のバックホーム』が起きるのです!
ライトフライをキャッチした、矢野選手は、もちろんバックホームします
しかし、投げた瞬間、
『どこ投げてんだ!』
と思うような、軌道でボールを放り上げました!
『あ〜やっぱりサヨナラだ…』
と誰もが思った瞬間、ボールは信じられない軌道でキャッチャーミットに引き寄せられます
上に上がったボールは地球の引力に助けられ、スゥーーとキャッチャーミットに返ってきたのです!
3塁ランナー星子選手は…
ホームでクロスプレー!
『アウト!』
主審の声と右腕が上がりました
その後、11回表にこの奇跡の矢野選手がフェンス直撃のヒット
決勝点の足掛かりとなります
そしてそのまま4−3で松山商が優勝、と歴史に残る激戦でした
その矢野選手と仲が良かったそうなんです!その同級生の方が!
そして矢野選手の秘密を教えてもらいました
通常、松山商の野球部は、野球をやりにきている商業科の選手がほとんどだそうです
しかし、矢野選手は進学コースに在学していたそうです
みんなが練習している時間にも課外で勉強をしっかりしていたそうです
そして、何事も研究熱心で考える野球をしていたみたいなんですよね!
これを聞いて、彼の『奇跡のバックホーム』はまぐれじゃない…
『引き寄せたんだ』と思いました
彼の日頃の努力がこうやってチャンス(ピンチ)を引き寄せたんです
あの『奇跡のバックホーム』の裏側に、こんな話があったんですね
皆さん、考えて野球してますか?
一瞬に野球を考えていきましょう!
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- 事務局に通報しました。
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