ドイチュ日記⑥

旅行(その2)

日本の100均ってすばらしいです。日本にいたときは、200円とか300円とかあって、100円均一ちゃうやんって思ってましたが、それでもいいです。ぜひドイチュまで出店してください。日本に住んだことのあるドイチュ人の先生も、日本の100均最高って言ってました。食事も日本のがいいみたいで、めちゃくちゃ太って戻ってきて、家族に驚かれたって言ってました。

食事に関してはドイチュ料理もおいしいです。ただ、日本みたいに種類はないですね。基本ビールに合わせた食事を作るので、肉、ソーセージ、ポテトがメインです。そういう意味では味気ない感じもしますが、これだけは言えます。ビアはこっちのが断然おいしいです！

波乱の初日から一夜明けて、目指すはハイデルベルク城。トラムに乗ってそこへ向かっていたはずが、違う系統のトラムに乗ってしまいました。途中下車で正規ルートを探していると、見知らぬドイチュ人が日本語でいろいろ教えてくれました。やっぱりドイチュ人は親切です。そんな親切を受けたのにも関わらず、僕はすぐに来たトラムに乗り込もうとしてしまいました。ドイチュ人に、まだまだ、って言われて引き戻されました。トラムの番号の確認、重要です。そして親切なドイチュの方、本当に申し訳ございませんでした。

そんなこんなで到着したハイデルベルク城ですが、そこに行くのには歩いてでも行けますが、ロープウェイでも行けるんです。僕らは迷わずロープウェイで行くことにしました。ロープウェイ往復券とお城への入場券がセットでなんと5ユーロ！買わない手はありません。もう歳なので(笑)。ロープウェイを降りていざ入場！…というときに、旅仲間がチケットなくしました。再発行はしてくれなかったので、再度チケットを買いなおし、お城を見学しました。お城に関してはネットなどで調べると詳しく書いてありますので、ここでは割愛させていただきますがひとつだけ小ネタを書きます。お城の庭にゲーテの腰掛けた椅子というのがあるのですが、そこに座って写真を撮ろうと思ったら、そこで休んでいる人がいたんです。たぶんその場所がただの椅子だと思っていたんでしょうね。庭を1周してもまだいらっしゃったので、泣く泣く写真をあきらめて帰ってしまいました。こういうとき僕の積極性のなさを悔やみます。

この日の予定はこのお城見学だけ。お城を観終わったのが13時。早くもやることがなくなってしまいました。ちょっと遅めの昼食をとりながらどうしようか話していると、まさかの大雨。前にも書いたかもしれませんが、ドイチュの天気は本当にすぐ変わるんです。レストランにずっといるわけにも行かないので、小降りになったのを見計らって外に出て、近くの橋や街中をぶらぶら歩き、雨が降ったら教会へ逃げ込んでいました。

ふと川を見ると、船が走っていたので、それに乗ることになりました。2時間ほどの川上り、川下りですが、なかなか楽しめました。川が段差のところがあり、そこは船を壁で囲い、水を入れたり抜いたりしたりして渡すということをしてました。川岸ではキャンプしている人が結構いて、手を振り合ったりして遊んでました。

二日目はこんなところでした。今回は一気に最終日も書いちゃいます。

すっかりハイデルベルクの街に慣れた僕らは、なんの問題もなくハイデルベルクを後にしました。向かうはシュトッツガルト。フットボールの岡崎さんの所属しているチームがある街です。そこにはベンツの本社があって、ベンツのミュージアムがあるということだったのですが、ここで問題がありました。この日は月曜日。ミュージアムの休館日も月曜日…。ただ、この日はドイチュでは祝日だったので(だから月曜日でも学校行かずに観光できているわけなのです)、期待を込めてそこへ向かいました。電車を降りてさあこっちの方向だ！と足を進めること数十秒、すれ違った観光客っぽいおばちゃんに、ミュージアムに行くなら無駄よ。やってないから、と言われました。やっぱりそういうところはきちんと休むんですね。しかし！今日の僕らはそんなことではめげません。なぜならば、そこには岡崎さんの所属するチームの本拠地もあったのです。旅仲間がサッカー好きで、そこにも行きたいと言っていたので、そちらに向かうことにしました。同じ駅なので徒歩で進んでいくと、フットボールの練習している人たちがいました。ただ、みんな日本人のことしか知らないので、それがプロなのかどうなのか、わかりませんでした。少なくとも岡崎さんはいなかったみたいです。アレーナを1周し、写真を撮り、ファンショップでお買い物をしました。

シュトッツガルトの中心街へ行き、街をぶらぶら。電車の時間を確認して、チケット買ってお家へ帰りました。無計画旅行はぶらぶらが多くなりますね。電車のチケットもその都度購入なので、宿しか予約してなかったみたいです。みなさんもこんな旅、いかがでしょうか。これはこれで楽しいかもしれませんよ！

次回はプチ旅行。ノイシュバンシュタイン城への旅を書こうと思います。旅と言っても日帰りなんですけどね。