ちょっとイイ話16 宇野勝と続ヘディング事件

あまりにも有名な中日ドラゴンズの宇野勝選手のヘディング事件を取り上げます。(笑)




星野仙一投手は巨人を相手に完封ペースで飛ばしていました。


ピッチャー星野、投げた!

カキーン。

打球はショート後方への平凡なフライ。

ゴツ!

宇野がフライをおでこに当て、打球は転々と外野の大島選手の横を抜けていきました。


そのせいで星野は失点。ホームベース付近で怒りをあらわにする星野。


これが後にプロ野球珍プレー好プレーの原点となった「ヘディング事件」です。



その当時、巨人は前シーズンの1980年8月4日から連続試合得点記録が158試合続いており、
この試合が実に159試合目でした。


星野は後輩の小松辰雄と

「どちらが先に巨人を完封するか」

で賭けをしており、並々ならぬ気迫で試合に挑んでいましたが、
宇野のヘディングで完封を逃しました。



『あとでカラダ空けとけ!』

と怒り狂う星野に対し、宇野は
『空いてません!』

と逃げ出すのが精一杯でした。





試合後、ロッカールームで宇野に近づく星野。

恐る恐る星野の顔を見上げる宇野。

こみ上げてくる怒りを押し殺し、星野は宇野に

「ステーキでも食いに行くか。」

と宇野を誘い出した。


イイ話や~。(笑)



二人はそれぞれ自分の車に乗り店へと向かいました。

星野は高級車、宇野は大衆車に乗っており、宇野は星野の車を見て、

「俺も将来あんな車に乗りたいなぁ~」

と羨ましく思っていたそうです。


そして、店の手前の交差点の赤信号で星野の車は止まりましたが・・・


ゴツ!



宇野の車は止りませんでした。(爆)




今度は星野の車にヘディングをしてしまいました。



これが「続ヘディング事件」であることはあまり知られていません。






(^_-)

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