【高校サッカー 県大会】 藤枝東0-静岡学園1 サッカー王国は静岡
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太田町見付
2014年11月18日 21:19 visibility549
審判のホイッスルは両校の応援の歓声で聞こえなかったが、その腕が上がったときゲーム終了が宣告される。終了前、後半40分すぎにこぼれ球を押し込んだに見えたゴールも、審判がキーパーとの接触をとってノーゴールに。あれが決まってさえいればと、悔やんでも悔みきれないのは藤枝東イレブンかもしれない。
この日、いつもの病院通いが終わりエコパスタジアムに。お目当ては、高校サッカーの県大会決勝。
車で出掛けたため、よもやのエコパ周辺での渋滞にはまる。袋井口からの進入をあきらめ、掛川口から。駐車場にクルマを停めて、スタジアムに。もうすでにゲームは始まっている。
何の気なしに藤枝東サイドに腰掛け観戦開始。
先制したのは静岡学園。個人技でサイドを突破し上げたクロスに、うまく中央に駆け寄った子(安原君というらしい)が、右足をあわせてそれがゴールの隅にころがりこむ。
貴重な先制。
その後も、立て続けにシュートを放ち、藤東は防戦一方に。
下馬評では、今年の学園は史上最弱と呼ばていたらしいが、なかなかどうして、攻撃に躍動感がある。逆に藤東は1回戦から無失点であったとのこと。このゴールで動揺したのかDFラインがちぐはぐな動き。
再三にわたる猛攻も学園は最後のツメが甘く追加点が奪えない。
エンドが変わって、後半開始。
藤東らしい激しいプレスを見せる。主導権が学園から藤東に。後半再三チャンスをつくる。
直接FKは、学園のキーパーに阻止され、続いてキーパーと1対1になったシュートも阻まれ、
そして幻のゴールに。
ゲーム終了、静岡学園が今年の静岡県代表。藤枝東の連覇はならなかった。
いつも何気なく見ている高校サッカー決勝。やはり公立高校を応援するのは、昭和世代の悲しい性か。
決めるところで決めた学園が全国の舞台にすすむ。サッカーの神様は気まぐれ。ここ数年来、藤枝明誠、清水商、常葉橘、静岡学園、藤枝東と連覇する高校もなく毎年全国にすすむ学校が入れ替わる。
そして観客は12125人と1万の大台を優に超える。学校関係者、保護者、OBとかいてもなお、一般の観客の多いこと。チケット売り場も列をつくり、それが入場の遅れた原因のひとつ。
当日、同時刻、磐田のYAMAHAスタジアムではJ2の磐田対山形戦があったが、観客は8000に届かなかったらしい。
J1清水も降格の危機に瀕しておりマスコミは「サッカー王国の凋落」と面白おかしくはやし立てるが、高校サッカーでこれだけの人数を集める県はそうそうあるまい。サッカー王国は健在である。
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