【サッカー 清水】 故人を偲ぶ勝利 故人にささげる勝利
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太田町見付
2011年09月15日 22:46 visibility142
審判の長い長いゲーム終了のホイッスル。ゴール裏から湧き上がる「真田コール」。団旗を振るその心地よさ。
アウエイ上空で光り輝く立待ち月は、スタジアムを照らす。その勝利を祝福するかのように。
ゲームの入り方はまったくもって最悪のパターン。若いチームと言ってしまえばそれまでなのだが、再三それを言っているだけに学習能力がないのは如何ともしがたい。
パスを出す先を見つけることができず、いや、前線がダイレクトな動きをしないことからバックパス、横パスに終始する。それこそ、全員が自陣、後ろを向いてプレーしていればまったくもって話しにならない。平岡然り、村松然り。
自信がないのか、寄せも甘く、簡単に抜かれまず1点献上。
ビハインドを背負ってから、いよいよもって焦りだすのか、消極的なパス回しばかり。安易なGKへのバックパスにひやりとすることしきり。広くピッチを使えない体たらく。本来なら、真希あたりがゲームメイクをしなければいけないのであろうが、マエストロがいないとこうなるのかといった醜態。
それでも、コースケから高木に渡ったボールを元紀が合わせ、それをGKがはじき得点。
ようやくエンジンがかかりだしたのか、岩下と平岡が機能しだし、あわせて真希も上下に欠けめぐる。
亜人夢もゴール裏の声援に応え、巧い飛び出しを見せる。
ようやく躍動感、テンポの良さが見られるようになる。それが後10分早くできたのなら、アウエイゴールを相手に与えなくて済んだものをと悔やむことしきり。
ゴールを狙うも、亜人夢、元紀、さらには岩下ことごとく枠をとらえられない。
それでも、逆転のゴールは、アレックスが合わせたもの。それよりも、交代で入ったユングベリのおかげでチーム全体がしまった感じがしたのは私だけではないはず。
アデッショナルタイムは、アウエイ側でプレイする(押し込まれる)ばかりだあったが、それでも2-1での勝利。
ナビスコ杯2回戦第1戦に勝っただけであるため、♪王者の旗♪はあるものの勝ちロコはお預け。当然のことながら、いまだ、喪中であるし歌舞音曲はご禁制。
団旗の弔旗に懸ける想いは、ホームで勝ったとはいえ、アウエイゴールを与えていることから事態はまったくもって清水に不利な状態。
そのような中で勝てたのは、それこそ眞田さんのご加護故。「あとは若いのお前たちが頑張れ」とのエールに違いなし。
このゲームの収穫、亜人夢の頑張りは今後のゲームに期待が持てるもの。
- 事務局に通報しました。
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