【サッカー　甲府】　嵐を起こして全てを壊すの‥

いきなりで唐突だが、ふとこの歌を思い出した。

♪　嵐を起こして すべてを壊すの…

　「君は素敵だから一人で平気さ

　明日になれば また新しい　 恋に 出逢えるだろ」

　強い女 気取る くせがついたのは

　みんな そう あなたのせいよ

　少し背のびしてた

　冷たいピリオド 笑っちゃうね

　人さし指 空に向け

　ひきがねを引きたい…

　空が落ちればいいの

　嵐を起こしてすべてを壊すの

当然のことながら、工藤静香の代表曲「嵐の素顔」である。

この歌を思い出すぐらいであるから、私の年齢もばれてしまう。

この振りも、手を上下左右に動かす独特なものであるから、カラオケでマネした諸兄も多かろう。

さて、閑話休題、１１月にしてはまったくもってありえないような横風、そして横殴りの雨。このような劣悪の環境でするサッカーとは因果なスポーツ。そして、そのゲームを見に来るサポーターもなかなかどうしてある意味すごい根性の持ち主の集まり。

当然観客も１００００人行かないようなゲームの中、アウエイゴール裏はほぼ満席。このゲーム落とせないのは周知の事実。されど結果は非情なもの。

立ち上がり１０分ですべてが決まるのなら、残り８０分はなんのためにゴール裏で応援していたのかやるせなさばかり募る。

開始早々の得点は、前田一人に気を取られ、やすやすと金園に決められる。ジュビロにフリーにしてよい選手など一人とていないのに（それはどのチームとて同じであるが）、あれほどまでに、目の前で、きれいに決めてくださいと言わんばかりのボールでは、点が入ってもしょうがない。これもうちの守備陣のミスによる自滅。

２点目も、これまたやらずもがなの失態から。それこそ、マリノス戦で守備陣の連携が課題として浮き彫りとなっているにもかかわらず、駒野に切り込まれ、あれよあれよの金園に再びやられる。

結局のところ、天気が良かろうが、悪かろうが、ピッチが乾燥していようが、水を含んで重くなっていようが、できの悪いＤＦ陣を抱えてしまった身の不幸を嘆くしかあるまい。

この、日記でも再三書いているが、サッカーは点を取られなければ、勝てるスポーツ。栄螺のようにかたくなに殻に閉じこもっていろというのではない。攻め際、引き際を見極める力、相手選手の動きを察知できる力をもう少し高めていただけたのなら。

流石に、津田にジウシーニョは酷であるし、観ていてジュビロがコンパクトに攻めているにもかかわらず、それに対応できない能力の差は、個の差と言ってはあまりにも酷すぎる。

井澤のミドルもきれいに決まったものの、前線に集めたボール、安全策を考えるのか、打たず横パスで逃げる醜態も。

ジャッジに言いたいことは山ほどあるものの、結局それも負け犬の遠吠えにしかならない。

♪　嵐を起こして すべてを壊すの…

　「君（チーム）は素敵だから一人で平気さ

　来季になれば また新しい

　恋（相手）に 出逢えるだろ…」

　強いチーム 気取る くせがついたのは

　みんな そう あなたのせいよ

　少し背のびしてた

　冷たいピリオド（降格） 笑っちゃうね

　人さし指 空に向け

　引き金を引きたい…

　上（浦和）が落ちればいいの

で、工藤静香の歌につながる訳です。

ゲーム修了後、コールリーダーのＦ崎君は、

「来年もこのスタジアムに来たいだろう」とサポーターを鼓舞。

残り２ゲーム、絆創膏で留められた首の皮一枚が、ごはん粒で留められた状態に変わった。

来週は、当然のことながら小瀬に。

ただ、このスタジアムとの相性の悪さは如何ともしがたい。

今年も、ベガルタ、福島ユナイテッドとゴール裏で観戦したものの、ことごとく敗れ去る。

そして甲府も。

信玄は、遠州三方原で家康を破ったし、木原畷、三野坂（袋井から磐田にかけて）でも徳川勢を退けている。

ただ、一言坂（旧豊田町との境）、それこそ信玄が「家康に過ぎたるものが二つあり　唐の頭に　本多平八」と言わしめたが、本多平八郎の呪いではあるまいに。