【サッカー 清水】 オモテ舞台目指したくせに 気がつきゃ右往左往

 3月は所用が続き、エスパルスのゲームはこれが初観戦。午前中の大雨がまるで嘘のような晴れ。宝永山まで真っ白になった富士山も姿を現し、そして、待ちに待った桜も開花。やはりホームアウスタは心地よいもの。


 


 さて、ゲームといえば、取り立ててみるべきものもなく、まあ、勝ちロコができ、「王者の旗」が唄えただけ満足といえば、当たらずと云えども遠からずといった内容。


 


 ベストピッチ賞を受賞し、大東チェアマンが来清、表彰式が執り行われたわけではないだろうが、普段行わないゲーム前の散水。午前中にあれだけの雨が降ったにもかかわらず、アウスタの水はけのよさは天下一品ではあるが、そこまでする必要があるのかと言わんばかりの散水量。ゲーム終了後「水を含んだ芝に足を取られて」なんて弁解のためと邪推してしまう。


 


 札幌の守備は及第点。こちらがボールの出しどころを見つけられないほど。と言っては札幌をほめすぎか。その実、エスパの選手の動きが鈍く、単調な縦パスに終始、ともすれば、、中盤で横に出すプレイが続く。そのため、選手にも、サポーターにもフラストレーションが溜まる。応援もいつものサンバの軽快なのりではなく、この日のそれはいつもよりスピード感がなかった(私の思い過ごしかもしれない)、時折聞こえる札幌のチャントもやはり同様。


 


 後半開始早々、大悟からのボールが大前そしてトッシーにわたってのシュート。とりあえず貴重な先制弾。どや顔が愛くるしい。


 


 さて、これで少しはエンジンがかかったかと思えば、そうは問屋が卸さない。幾分動きがよくなったものの、それは先制された札幌とて同じこと。時には押し込まれる場面も多々、さらにはセットプレーで焦ることしばし。それでも、なんとか耐えきることができた。


 ただ、攻撃面に関して言えば、最後まで追加点を奪うことができず、自分たちでゲームを難しくしてしまったのではないか。


 


 そして、フランサ。当然のことながら、このゲームが彼との初対面(というのかどうか)。どう見ても、このチームにまだフィットしていない。外国人選手であり、すぐ慣れることはできないが、もっと切れのあるプレーを見たい。


 


 真希のプレーはもう少し見たかった。さすがに負傷退場は残念だが、移籍したとはいえ、彼は「清水の誇り」だから。


 


 水曜日、ナビスコ予選は、若い選手の躍動感あふれるゲームが見られそうだが、残念なことに観戦ができない。居心地の良いホームだがこの相性の悪さは如何ともしがたい。


 


 フランサも若手も、鮮やかに思いきりゃドラマチックになれる。その気で挑め、その気でかかれ。そうすりゃ結果はついてくる。


 

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