【サッカー 清水】一途ならこの世の果てでも護る思いは一人じゃない
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太田町見付
2012年05月05日 08:46 visibility222
外したタガを掛け違えて全力のほうがクセになる。
外れたタガは勝ちロコの吉田豊。パルちゃん走りよろしくみんなの前を走るさまは歓喜の発露。昨シーズン「お前はその勝ちロコを見ていたほうじゃないか」は言わぬが花。
この歓喜もあの完勝あればこそ、また翌日以降のマスコミの論調も完勝・圧勝を伝えるものばかり。ただ、よくよく見てみればもう少しできたのなら楽に勝つことができたのではないかと思うのは、私自身の心配性のせいだから。
開始5分のゴールは伊藤翔がよくぞそこに詰めていたと褒めてあげたい。なかなか芽が出なかった翔の初ゴール。
以降は村松や小野、またリキジュが攻撃の起点となり左右に大きく展開する。ただ、最後まで行くことができない。前半終了間際の河井のシュートも決まりさいすれば後半楽になるものの、サポーターの長嘆息を誘うバーの上。
後半立て続けのシュートシーン。元紀のシュートも、トッシーのシュートもゴールを割ることができない。伊藤翔もいつもの翔に戻ったのか反応がワンテンポずれる。焦燥感が漂う。ここで加点できないのは若さゆえか。
小野が交代し、翔がいささか下がり気味のポジショニングだったせいか、バランスが崩れたのかそれらが複合的に働いたのであろうが、主導権が鹿島に移る。それでも鹿島の遅攻と林の活躍(いささか心もとないが)で、何とかしのぐ。
2点目はトッシーのシュート。自分で運んでいい位置からのシュート。トッシーのシュートは気持ちいい。
3点目はまさかのカウンター。トッシーから元紀に振って、お待たせ元紀ゴール。
その後も、トッシーのシュート、河井のシュートと惜しい場面が続く。走りづかれも危惧したものの、DF陣と林の踏ん張りで完封。
3得点の完勝、スタメンのFW3人がきちんと仕事(各1点づつ)したのは重畳。さらに完封で終えたのは大きい。
そして勝ちロコ。これはスタジアムでしか味わえない快感。雨が心配されたものの、開門前にそれは上がり、センターポールにたなびくこいのぼりが心地よく泳ぐ。GWのホームゲーム。18000人と緩衝帯を考えればほぼ満員のアウスタ。帰りのシャトルバスの長い列も勝てば苦にならない。
17年ぶりのゴールデンタイム生放送(キー局TBSの番組に魅力がなく差し替えたのか)で、久々にサッカーを見た人も多かろう。このような人たちがまたスタジアムに足を運んでくれるようなゲーム展開。
ゲーム開始前、スタジアムのコンコースで、次節仙台戦、ユアスタに持参する寄せ書きを有志が作成していた。悪筆ながら私も少しばかり書かせてもらった。
あの時のことは忘れないし共有し合うべきもの。東海地震もあるし。
ただ、勝負は別。昨シーズン、仙台の連勝を止めたのもうちなら、ユアスタ初のナイトゲーム、ドローに持ち込み勝利させなかったのもうち。であるなら、毒喰わば皿まで。首位に土をつけて進ぜよう。それが2位の務め。
明日だけが夢を走らせる護る想いは一人じゃない今なら。
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