全国ホームタウンサミット IN YOKOHAMA【参加日記】

 冬の三連休、港町ヨコハマは、観光客で賑わいを見せる。関内駅から港に向かう道すがら、開港記念会館と言ういささか時代がかった建物は、聞けば横浜港開港50周年を記念して建てられたもの。間もなく100年を迎える市の文化財。


 そこの講堂を会場に行われたのが「第13回全国ホームタウンサミット」。全国のJリーグチームのクラブ、サポーティングスタッフ、行政担当者が一堂に会し、一年に一回意見交換と親睦を深めるために行われるイベント。




 


 11回開催が甲府で行われ、その運営スタッフに名を連ね実際、少しばかりの裏方をさせていただいた縁で、12回の大分、そして今回と連続して出席。


 


 今回は、今までの地方都市ではなく横浜市という大都市。そして、主催者は「横浜熱闘倶楽部」という行政が主体の団体。横浜市の4つのプロチームを応援サポートしているとのこと。ちなみに4つとは、Fマリノス、横浜FC、DeNAベイスターズ、そして一昨年バスケットbjリーグに参入したビーコルセアーズ。



 


 さて、横浜市長、大東チェアマンの挨拶のあと、オープニングセレモニーとして、4チームのチアリーダーによるチアパフォーマンス。


 Fマリノスは、らしく洗練されていて、FCのそれは子ども達を交えての愛くるしいもの。ベイスターズは優雅、ビーコルセアーズは、バスケットだけに躍動感あるもの。それぞれのカラーが見て取れる。講堂の舞台という狭い場所でのパフォーマンスに驚嘆。


 


 基調講演は、川淵三郎氏。演題は「夢があるから強くなる」。


 氏の東京五輪以降のサッカー界、ワールドカップを見据えたプロ化に向けた話を時にはユーモワを交え話された。


 特にオリジナル10を決める際の話、ことに住金とのやりとりは笑いを誘い(アントラーズサポにとってはオイオイそれはなかろうというような内容)、また、ナベツネ氏とのある意味マスコミが煽り立てていた確執は、Jの宣伝には非常に効果があったことを述べている。


 最後に、スタジアムの居住性、快適性、そして動員できるようなキャパ、この低成長時代、縮小均衡ではなく戦略的な動きを見せるべきであるとして話を締めくくった。


 


 分科会では、私は、各クラブの地域貢献報告を選択。


 4つのクラブが行っている地域貢献活動について意見を聞くとともに、主催者である横浜熱闘倶楽部の役割について聴取した。


 行政にこのような横断的な部署があることが羨ましく思える一方、横浜という大都市だけに、地域貢献活動が全市域に行き届かないことを感じた。


 さらには、次世代へのアプローチはその手法は違えどどのチームも行っていることを感じた。


 参加者だけわかるネタだが、横浜FCの発表の際のフリ丸は必要性があったのかはいささか疑問ではあったが。


 


 そして、懇親会。今回は、横浜市がいいところを見せようとしたのか、横浜港ナイトクルーズ。趣向としては面白かったものの、やはり、船上ということもあり、いつものような他のクラブの方との懇親もなかなかでになかったのが悔やまれる。さらには、乗船定員もあったのだろうか今回参加者を絞ったクラブもあったと聞いた。


 ちなみに、当クラブ紹介の際、DJ栗原氏の「関東地方から」に「関東甲信越ですから」って食いついたのはこの私。


 懇親の際、「町田ゼルビア」のサポさんと、「カマタマーレ讃岐」のサポさんに「福島ユナイテッド」のサポであることを説明し、今シーズン[^ェ^] よろしく!の挨拶を個別に行った。「町田」には開幕戦お世話になることを伝えた。「カマタマ」さんからは「JFLは楽しいからね~」と温かいお言葉をかけてもらった。


 


 懇親会、やはり愛媛は「一平くん」のぬいぐるみを持参。あのぬいぐるみは欲しいし一平くんを持ち出すのは卑怯の極み。


 


 遊覧船は2時間。下船後2次会に。ただ予定していた会場がキャパ不足のため急遽となりのカラオケBOXのパーティルームに一部が移動。突然の移動にスタッフのマリノスサポさんFCサポさんお疲れ様でした。(一昨年、自分たちも2次会の準備してましたから)


 カラオケBOXでは、マリノスサポさんが一生懸命盛り上げてくれたし、新潟さんや浦和さんから本当にホームタウンのあり方を熱く語ってもらった。


 マリノスサポさんに「J2はたのしいから~」とJ2の魅力を話すも「一度落ちたらなかなか上がれなくなるから」と一蹴。


 


 2時間ほど熱く語り、店を出たあとは50名ほどのグループとなって中華街に繰り出す。


当日は旧暦大晦日、そう日が変われば春節。


 行き当たりばったり、FCサポさんや元横浜市に住んでいたという水戸サポさんの案内で中華街関帝廟前に。ちょうど日付は午前0時。爆竹と花火で新年を祝う。


 


 さらに空いている中華料理店を探し15名で入店。ラーメンをすすりながら、大宮サポさんととは大宮の残留力と磐田の前田の呪いで「ほこ×たて」をやってって話をすれば、ベガルタサポさんから現在の復興の状況を聞いた。


 


 10日日曜日、午前はパネルディスカッション。横浜の土地柄、大都市ゆえほかに魅力あるコンテンツが多くあり、なかなか人口が集客に結びつかない贅沢な悩みを聞いた。


 ただ、スポーツに垣根を作らない、スポーツにカテゴリーはないし、サッカーを見た次の日バスケットを見るなどあってもいいとの話には納得。同じことを昨年の大分の基調講演でセルジオ越後氏も語っていた。


 コメンテーター、横浜市民局長の話はなかなか秀逸。確かにウォーミングアップは現場でないと観ることができないし、その練習が枠に入らないシュート練習だと頭を抱えるのはどのチームでも同じこと。


 


 さて、次回のサミット会場は東京。本部開催とのこと。会を重ねて14回今後の方向性を考える会とのこと。


 そして、14年度開催は、手を上げているのが2都市。まだ開催していない地域で新幹線が停るところと停らないところ。平塚、長岡、磐田、浦和、仙台、川崎、大阪、柏、天童、甲府、大分、横浜ときたから、北海道、北陸、中国四国が未開催。岡山、広島が新幹線停るところで、四国、北陸、北海道が停らないところか。


 


 そんなこんなで長文、駄文失礼しました。


 文の割に写真が少ないのは、デジカメがバッテリー切れを起こしていたから。ああやんぬるかな。

















































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