エスパ出陣式、そして盆地を右往左往

　この週末、球春を告げるゼロックスカップが行われました。元旦の雪辱を見事果たしてのサンフレッチェの戴冠おめでとうございます。

そのような土曜日の昼下がり、ちょっくらちょいと出かけた先は、三保グラウンド。関東圏は晴れていたようですが、あいにくの薄曇り。

１５０号線通称「いちご海岸通」は石垣いちごのいちご狩りをする観光客で渋滞。いちご海岸通から三保街道に入る駒込の交差点で前方に山梨交通のバスを発見。同時に信号を右折することができず、２信号待の結果に。

三保街道の突き当たり、三保半島の先端に目的地、そう水族館ではなくエスパの練習場。

ギャラリーは５０名程度でしょうか、13時半から練習が始まります。

ただ、練習しているのは、いつものここの主（あるじ）エスパの選手ではなく、城福監督以下ヴァンフォーレ甲府の選手たち。

かの雪害で、宮崎キャンプを了したのち、国許に帰ることができず、清水区の蛇塚グラウンドで急遽キャンプの延長をする羽目に。最終日のこの日は、エスパは午後から出陣式というセレモニーもあり、好意で借り受けることができた次第。

練習場とはいえ、Ｊ１随一の芝管理のエスパ、ここで練習できるのは望外のこと。

昨年のサポ感から3ヶ月、選手を見ていませんでしたが、躍動感ある選手の動きを見るのはいいですね。そして、声も出ていますし、時折笑い声も。チーム状態の良い証拠です。

そんな、練習を４５分ほど見て、（最後まで見てたい気もしたが）、清水市街に車を走らせます。そう、前述のエスパの出陣式を見るために中心部の魚町稲荷神社に。

既にサポーターは集まっており見知った顔も。新年の挨拶も定番。2月末なのにあけましておめでとうございます。って。

私の所属する応援団の団旗もサポ仲間が準備しており、それを組み立てれば、いつものスタジアムでの感触がよみがえります。

有志で制作した「団結清水」の横断幕も準備され、選手バスの到着とともに、清水銀座商店街をサンバ隊の演奏とともに行進します。

そして魚町稲荷神社、ギャラリーは昨年より少しおおめ。

だから、神主さんの祝詞も、選手監督の挨拶も聞こえずじまい。

最後は恒例の菓子まき。

これがあるといよいよ、シーズンという感じになります。

日曜日は、１０時過ぎにプラザに。

いつもは物静かなプラザですが、今日は喧騒につつまれています。

応援バスの予約がひっきりなしにかかってきます。

早々に、S店長に挨拶をして、１４シーズンのレプユニと、イヤーブック、そして発売された「ヴァンフォーレ甲府あるある」を購入。

ちなみに「あるある」のイラストを書いてる方は、よく存じおりの方。

そして、バスで移動。本来ならアピオに行くはずが、あの雪害で中止されました。木曜日にリリースされた小瀬の雪かきも中止、みなさんご周知の国立開催になった次第。だからプラザの電話も国立の応援バスの予約電話。

バスで移動したのはこの眼で小瀬を見たかったから。

伊勢町営業所から小瀬まであるきます。バスから見た甲府市街も路肩にうずたかく雪山が。残り雪害から一週間経つのにまだ掻ききれていません。

住吉、山城地区は歩道もなく、車と雪山を避けての前進。ところどころで雪かきの作業もでくわします。

着いた小瀬中銀スタジアムは、公園スタッフの方が雪かきしてましたが、到底このような場所でできるとは思えません。

その後、徒歩、バス、電車、徒歩と歩きなれない雪道をとおって梨大医学部グラウンドに。

前日、雪かきをしたそうですが、水分を含んだ芝は養生が必要、ここは一週間使えないとのこと。

梨大がこれなら、韮中は推して知るべしです。

今回の雪害に見舞われたみなさんお見舞い申し上げます。

本当は２・３の社会福祉協議会のHPをみて雪かきボラでもと思ったのですが、自らの車を用意できる方とのコメントもあり、流石に５２号をノーマルで走る気もなく（スタットレスタイヤなどはなからないし）、結果、盆地をみてまわっただけ。

それでも、多くは日常生活をとりもどしているよう。ただ、雪の融けたあとの農作物の被害が心配。

チームも国立開催するは、１０００円の価格破壊でツアー催行するは、キックオフパーティー中止になるは、シーズンチケットの、一回分払いもどしするはと、金のないところにきてのこの仕打ち。全部雪のせいだなんて冗談では済まされない。プロヴィンチアには辛い開幕。