【サッカー 福島】 江州水口でTMRを唄う

久しぶりのマイカーでの遠征(甲府は遠征とは言わない)。滋賀湖南地方は新幹線ではいささか不便。栗東に新幹線駅をは分からぬでもないが、京都に近すぎて駅の新設もままならない。その京都から大津・草津ぐらい新快速でならちょうど良いが、そこから通り一本中に入った甲賀市。通り一本中に入ったは今での感覚。昔々は東海道の宿場町。そして城下町。


 


甲賀市は新名神のインターがいくつか有り、静岡市内から東名→伊勢湾岸→東名阪→新名神と走れば便利便利。実際伊勢湾岸や新名神は走りやすい道。


マイカーは便利だが帰路東名阪で事故渋滞16キロとの表示。帰りは名神に逃げたが、岐阜羽島から自然渋滞で名古屋まで2時間超。大垣で乗り捨て一般道で弥富に抜ける。


渋滞は嫌だし、敗戦の身には堪える。


 


江州水口は、甲賀の中心地であるものの現代の交通網から外れた静かな城下町。井原正巳の出身地。


水口は長束正家の城下町。関ヶ原の時下向する家康を暗殺しようと企てた場所。ただ、街中にある城跡は、三代家光が上洛する際に小堀遠州が作事奉行として築いた城。


城跡には資料館。そして高校のグランド。


この水口を後年治めたのが賤ヶ岳の七本槍で名高い加藤嘉明の孫。加藤家は幕府の外様改易策にはまり40万石の身代がお取り潰し。石見を経てこの地に移される。


上記記述は資料館からの受け売り。


加藤家が取り潰された旧領には保科正之与えられる。大河ドラマ【八重の桜】綾野剛演ずる中将容保の先祖。そう、旧領とは会津。


会津から移った加藤家が治める水口でゲームを行うなぞ、MIOも粋なことをするとは下衆の勘ぐりか。


 


恥ずかしながら今シーズンからJFLを観だした身にとって、MIOとはあまり馴染みのないチーム。名前のMIOとは澪だと思っていた。琵琶湖を有するチームにぴったりなネーミング。でもこれは勘違い。MIOはミオでなくミーオ。近江を逆さにしたもの。


 


MIOのサポさんは優しく接してくれてありがたい限り。その優しさがゲームに反映して勝ち点を与えてくれそうだがそこはそれ、近江商人の本場、三方よしでなく、始末して気張った結果後半41分に均衡を破られスコアレスから一点ビハインド。そのままゲーム終了。またしても勝利はお預け。勝ち点1も土産とすることができなかった。


 


サイドからかけ上がられ、それを何とかして最終ラインで食い止める。セットプレーを辛くもしのぎなんとかスコアレスで終わらせようとする。


全体にフィールドを広く使うことができずよく言えばコンパクト、悪く言えば守備で行くのか攻撃に転ずるのか全くどっちつかずの状態に。だから相手の動きに引きづられ後手後手になってしまう


セットプレーが多かったが、クリアしたボールをカンターで持ち込むこともままならず、単調な攻めに終始。


中盤での攻防も、ボールを簡単に奪われたりパスコースに安易に相手選手に入られるといった醜態をさらす。


終盤、伊藤を投入しその高さを活かそうとするものの、フィニッシュまでいたらない。


 


そしてあの失点。相手を倒してのFK。それから生まれたゴール。勝ち点1を覚悟していただけにそれはもったいないここまで耐えていたのにと悔やむことしきり。


MIOの選手の喜びを爆発させるは当然のこと。


ゲーム終了後、MIOの選手のマイクパフォーマンス。裏返った声での「ミーオびわこ!」コール。そりゃ声も裏返るのも納得。


 


さすがに、上位リーグに上がって、簡単に勝たせてもらえない。それは最初から分かりきったこと。であるならば、挑戦者であるという謙虚さと、ハングリーさを改めて肝に銘じて戦ってほしい。


 


勝てなくなると、チームの雰囲気が悪くなる、選手が萎縮するのが世の常。事実地元のオレンジ色のチームもそのような状況に。


ただ、ゲーム終了後の選手たちの顔を見る限りこれは杞憂に過ぎないであろう。下を向く者は誰もない。それは己の立ち位置をわきまえているから。


 


マイカーにはTMrevolutionのCDが。カーステレオから流れる♪欲望のレベルあげればちょっとやそっとじゃ満たせいけれど♪ は言い得て妙。だから♪君が夢の鍵になるから♪


 


次節はホームロック戦。


 


 


 


 








































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