【サッカー 甲府】 相手に合わす義理などないが



途中、磐田市内での駐車場探し渋滞にはまり、スタジアムに着いたのが開始10分前のギリギリセーフ。到着が遅くなったのは小瀬で天皇杯1回戦を観戦していたから(前の観戦記参照)

 

立ち上がりから風上にエンドをとり、仕掛けて行く甲府。磐田の守備陣に阻まれ最終ラインを突破することができない。さりとて磐田も積極的に仕掛けてくかと思えば、横パスで逃げることしきり。今年変わった磐田のビジター席。2階席でありサッカー専用スタジアムでもあることから比較的見やすいが、そのビジター席から見てもそこにパスを出せばと相手チームながら心配するほど、横パスオンリー。甲府も完璧な守備を敷いているわけではないのに、(自チームを揶揄ゆる気はないが比較的ザル)崩しきれない、否奪われた際のカウンターを警戒か。

このように横パスを多用する磐田、3月の清水とのナビスコ戦で完膚なきまでに叩きのめされたが、その時の攻撃も見る影すらない。

 

それでも膠着していたゲームが俄然動き出したのは後半から。ジュビロが仕掛けるプレーが多くなり甲府が防戦一方となる。0-0のスコアレスで終われるのなら御の字かもしれないがジュビロの得点力は侮れない。

そして、後半75分、左サイドからの攻撃。一度は荻が弾きDFがクリアしたものの、ジュビロに拾われ決められる。

再三にわたりゴールを脅かされるも、クリアが下手で磐田に拾われることが多々あった。クリアミスといえばそれまでだが、一端外に出すという選択肢もあったろうにと悔やまれる場面。

 

1-0で終わるわけにはいかない。こちらもジュビロ陣営に襲いかかる。後半87分、佐々木翔、平本と渡ったボールをパトリックがシュートする。

うなだれるジュビロ守備陣。歓喜にわくゴール裏。まさに値千金の同点弾。

長い長いアデッショナルタイム。そして西村さんの手が上がり長い笛。ゲーム終了。

とりあえずの勝ち点1、残留争いの相手に勝ち点3を与えることなく、1に抑えることができた。

ジュビロにしてみれば痛い引き分け。湘南も勝ち、残留戦線は予断を許さないが、勝ち点37が残留のめやすとすれば甲府は4勝、湘南6勝、磐田7勝。

残留争いをしているチーム同士のゲームといえばらしいゲーム。ただ相手に合わす必要があったか甚だ疑問。特に前半戦、堅守も良いが速攻を望むのはないものねだりか。

 

ゲーム終了後、ジウシーニョがジュビロゴール裏に挨拶に行き温かい拍手を受けた。これは

彼が今でも支持されている証拠。ありがたい限り。

しかし、引き分け以下と想定し「無用GM不用(原文ママ)」なるダンマクを用意しておくサポーターなど、いささか奇異に映る。

 

 

 

 

 



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