【サッカー　清水】　阿波の殿様 蜂須賀さまが今に残せし 阿波踊り

台風襲来で開催の危ぶまれたこのゲーム、しかしながら心配は杞憂に終わる。スタジアムに来れば雨もなく曇天、いささか熱中症が気にかかる。

実際、出がけに見たテレビの気象情報、２４時間の積算雨量を画面で映し出していたが、四国ではそのグラフが赤で突出、全国各地でもそのグラフが伸びている。そのなかで、ここ静岡のみ地図表記のまま。言い換えれば雨が降っていない証左。

事実雨はゲームも後半に入ってから降った程度。先週のポカリスエットスタジアム、ピッチは浮島沼のようでボールが止まる、はねない悪条件、見てる方も悲惨で鳴門線が運休となり帰りの足の心配をするはめに（バスがあったので事なきを得たが）。それに比べたらさもない、さもない。

この日のスタジアム、サポ仲間が後援会のバックヤードツアーに当選したとのことで、そのご相伴にあずかる。

まずはVIPルーム、冷房の効いた部屋での観戦は心地よい。インタビュールームは１度入った事有り。

選手のロッカールームに入ればすでに準備万端。

スタジアムDJの克馬さん、小林さんにも。

スタジアムDJの仕事してる克馬さん。

ピッチサイドを見学していた際にちょうど、選手がスタジアム入りするところに遭遇し、比較的近くで見学。

社長にも遭遇

思わず写真をパチリ。

なかなかどうして堪能できた３０分でした。

そしてゲーム評。

結局のところ前半にゴール前までまでせまるもののイマイチぴりっとしない。河井のゴールもオフサイドフラッグが早々あがる。

元紀のシュートも正面。ノヴァも正面につめているが合わせられない。

前節徳島の守備を見ているだけに早い時間で得点したかったが、それも叶わずゴールを狙う姿勢を感ずるも後一歩及ばない。４月の徳島とは違うのだから。

ハーフタイムでは花火を打ち上げる。先週も花火の打ち上げがポカリスエットであったが、雨の中の花火であり散々。今日は距離感もあり、きれいに見える。またピッチに煙が入ることもなくいい具合。

後半も攻撃の手は緩めないが、運動量が落ちたのか、シュートまでもってくることが少なくなった。そして村田にスイッチ。

その村田が幾度となくシュートするも枠外。

だがその村田が決める。

歓喜に包まれるスタジアム。

追加点を奪いたい清水。是が非でも勝ち点１を持って帰りたい徳島。攻防は続く。

手に汗握る好ゲームとはこのこと。

そしてゲーム終了のホイッスル。

勝ちロコでは、選手がホームゲーム２００勝の記念Tシャツを来て踊る。克己監督も、内田コーチも一緒になって踊る。至福のとき。

ホームゲーム２００勝。そして通算６００ゴールの記念すべき日。帰りに記念ポストカードを貰う。でもお祭りはここまで。

手に汗握る好ゲームと評したが、Ｊリーグの下位どうし残留争いで遮二無二にならざる得ないことは残念至極。生き残りで必死になるから好ゲーム。

勝ったといっても残留戦線が好転したわけでもなし。めでたさも中くらいなり。

そして徳島。リーグ戦であの鉦を聴く日がこようとは。あの鉦の音色が心地よい。まさに徳島の夏。阿波の夏。阿波の殿様蜂須賀さまが今に残せし阿波踊りの音色。

もし来季聴くとなれともに残るか落ちるしかない。落ちる可能性の方が高いだけに、それだけは願い下げ。

でも、あの音はいいよな。ま、よしんばゴール裏にいったらつまみ出されるだけだろうけどね。