【サッカー 甲府】 ♪何もかもすべて思いのままにここは俺たちの夢叶う小瀬♪

アデッショナルタイムが3分と表示される。早く終われ、早く終われと念じ、ようやく主審の手が上がる。アデッショナル直前から歌い始めた「ユメカナウ」、ゲーム終了時に声が上ずり、そして、年甲斐もなくウルッときてしまった。流石に号泣までとはいかないが、泣いたのは事実。年とともに涙腺がゆるくなった証拠。


小瀬に来たのは、リーグ戦では柏戦以来だし、ナビスコの浦和戦も駆け足観戦だったから4ヶ月、5ヶ月ぶりとなった次第だし、8月の雨中徳島戦以来のヴァンフォーレのゲーム観戦。その間チームが勝てない状態が続き、まるで昨年の8連敗の悪夢を彷彿とさせるし、それでも引き分けを間に挟んでいるからその分今年の方がマシとお得意の自虐ネタで自分たちを慰める。


ゲームの開始から「ユメカナウ」をエンドレスで歌い続ける。甲府は一回のチャントが長いのだが、この日は「ユメカナウ」を12、3分歌っていたであろうか。

総じてサイドからの突破を試みいい形で前線まで行くのだが、最後の工夫も、決定力も足らず、フィニッシュまでもちこめないし、打っても枠外。それでもテンポよくゲームは流れる。単調さ冗長さは全く感じられず、前半をスコアレスで終える。

鳥栖が中2日で異動している事を考えると動きがいささか緩慢なのもわからでもない。だからこそ、後半の盛田のゴールは価千金。

コーナーキックからのボールを相手がはじくもそこにいた盛田が頭で合わす。

2位の鳥栖にしてみれば上手の手から水状態であったが、鳥栖の堅守をこじ開けようとすればこれしかあるまいと思わせるような得点。さらに追加点を狙うが、前列の精度の悪さと、相手DFに阻まれシュートに持ち込めない。

豊田が下がり、谷口が入ると逆に、押し込まれる場面が多くなる。それでも荻の好セーブで切り抜ける。

「甲府愛する友のため」「甲府の男なら」「すすめ」とどちらかと言えば選手を鼓舞するだけでなく一緒にいるからというチャントの多用。久しぶりに小瀬が一体となったと感じる時間。

そしてゲーム終了。

ヒーローインタビューはもちろん盛田。

メインスタンドからのヤジに「誰だ!ラーメン屋って言ったの!」にスタジアムは大爆笑。

その後、ゴール裏前ののお立ち大台にたった盛田に、コールリーダーF崎くんが「サッカー選手、サッカー選手」と茶々を入れる。

普段、お立ちにたたない荻も挨拶。

長い長いトンネルを抜けたこの日ばかりはお祭り騒ぎ。結果一試合勝っただけだし、残留争いは、C大阪、大宮、名古屋ともに勝利し仙台、清水が破れて、大きな変動なし。残り2つの椅子をこの6チームで争うサバイバル戦になんら変わりはない。

それでも「カガヤクヨゾラ」を歌えば、全てを忘れさせてくれる。甲府あるあるはやはり正しい。


店じまい中のI女史に無理やり頼みこんで、トレーディングカードを購入。くじを引けば5等でフォーレちゃんのサイン入りカードをゲット。井澤が出てきたのはご愛嬌。


駅の北口、クラブ事務所に近い中華料理屋に行けば、サポ仲間が集まっての小宴会。

「ぐっど あふたぬーん!」と花子とアンの吉平さんばりのあいさつで加わり、与太話。

こうして甲府の夜は更けてゆくのでした。

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