【サッカー 甲府】運を味方につけたと思うなかれ(水戸2-甲府2)
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太田町見付
2010年12月03日 22:28 visibility92
六日の菖蒲、十日の菊。時期外れでこの上ない観戦記。一応いままで欠かさず観戦記をUPしてきましたから、遅くなりましたが書き込みした次第。
それこそ、アデッショナルタイムの同点弾、それも小池のこぼれ球に反応したきれいなシュート。ゴール裏で観ていたサポーターすべてが歓喜の渦の中にいたものの、私1人、「お前らバカか!!てこずりやがって!恥をしれ!」と。悪態も愛情の裏返し。
どう見ても、アデッショナルタイムもその前の、右サイドタッチラインを割った時点で主審のホイッスルが鳴ってもおかしくない時間。ともすれば、拾った勝ち点1。
在京のサポーターが企画するバスツアーに参加し、訪れたのは、来季来ることない、新装なったKSデンキスタジアム。
大型スクリーンに応援チャントの歌詞を映し出し、スタジアム全体で練習するなど、面白い企画を実施し、何とか盛り上げようとするその雰囲気。まるで10年前のうちを観ているよう。
看板もまばらなスタジアムであったがここが、一杯のサポーターで埋まるのはいったいいつになることであろうか。
昇格決定後のホームでその喜びを台無しにしてしまった甲府は、本来ならばここで再度良いゲームをし最終節につなごうと考えるのが普通であるが、まるで、ノルマは果しました。後は最低限流しましょうねと言わんばかりのゲーム運び。
御大尽のように鷹揚に構えていた結果、いとも簡単にサイドから崩され2失点。それも、2点目の失点は敵ながらあっぱれと言わんばかりの豪快なシュート。うちのDF陣すべからくボールウオッチャーになってしまい、誰も止めようとしない。
さすがに、2失点ではと思ったのか、ようやく攻撃陣のエンジンがかかる。よほど、勝ちたいと執念を燃やしたのは少ないチャンスをものにしようとした、畑田や小池。
結局は、DFラインの問題が前節に続き露呈した格好。いくらダニエルや荻が頑張ったとこれでたかが知れている。柳川はまだ一抹の不安があるし、津田もJ1となれば安定性にかける。今節出場しなかった吉田の守備力に関しては何をかいわんやの一言。
アデッショナルタイムに同点となり喜ぶのは、J2の時だけ。あのようなゲーム運びをしていたのなら間違いなく私も、降格候補の一番に上げる。それこそ、再来年は再び望むと望まないにかかわらずこのスタジアムにくることとなるのだろうから。(水戸サポさんごめんなさい。水戸がJ1来るという意味ではない。)
帰りのバス車内でしたたか飲んだワインのためか、この一週間むかむかした気分が取れない。更に追い打ちをかけるのは、新聞報道による主力選手の非更改情報。正に佐久間信盛が信長に追われた19箇条の折檻状のような理由の数々。
土曜日、勝利が至上命題。ここで敗れるようなことがあれば、日曜日の昇格パレードも中止がふさわしい。
それでも、こぼれ球に的確に反応した小池は誉めてあげたい。チームは貶しこそすれ何ら小池に非ななどないのだから。
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