ロンドン五輪最終予選ホッケー女子 さくら舞踊る

  • 2012年05月06日 19:53 visibility538

岐阜県各務原グリーンスタジアム

 

ロンドン五輪ホッケー最終予選が行われており、昨日女子最終日順位決定戦がありました。

自分が着いた時には、3・4位決定戦・チリ対ベラルーシ戦。

予選の時は、ガラガラの観客席も最終日決定戦と云う事もあり、席取りされていて既にスタンド席に座れる所は無かった。

ゴール裏に席を取り観戦。

(ゴールが近い事で迫力ある場面を目の当たり出来たが、ネットが邪魔で良い写真が撮れなかった。)

 

 

前回、3位まで出場と書きましたが間違いで、この大会の1位のみに出場権が与えられます。

この試合は、3・4位決定戦ですが、選手たちの表情は此の試合の勝利しか見ていない真剣なモノでした。

 

世界ランキング的にも上のチリが優勢に試合を進めます。

 

チリはスピード感有る熱い攻めで、ペナルティーコーナーなどで2得点で前半を折り返す。

 

 

このままでは終われないとベラルーシも力を振り絞り、攻めの姿勢を全面に出して来た。

 

ペナルティーコーナーでチャンスを作り、

一点を返す。

 

その後、一進一退の展開になるも、

 

結果

で、チリが勝利し3位となった。

 

試合後、トイレに行く時バックスタンド裏が通路になっていたので通ると、クールダウンのベラルーシの選手が泣いていた・・・・。

 

 

トイレから帰る頃には、ゴール裏にも人がどんどん集まりだした。

最終試合・ロンドン出場権を争う、優勝決定戦に会場は満員で沸き立つ。

両国の国歌静聴時には、

「うわ~、鳥肌立つ~。」

の観客の言葉も聞こえた。

 

赤いユニフォームの日本。

 

黒いユニフォームのアゼルバイジャン。

 

両者、気合いを入れて試合開始。

走り出しの良い攻めで始まった日本。

 

パスを繋げ、スルスルとゴール前に攻め上がる。

守備面でも早い段階で相手にチェックに行き、相手にリズムを生ませない。

 

すると早い時間帯でペナルティーコーナーのチャンス。

 

 

 

なんと、ネットでピントが合わずその瞬間を逃してしまったが、

駒沢選手による、先制点が決まった!!

 

選手達の喜ぶ表情から、ある種の堅さが消えた。

 

それからも日本のペースは続き、ほぼ攻めている時間が続く。

 

 

アゼルバイジャンは、守備に追われ攻撃に移りたくても日本の集中したプレッシャーに攻撃に移れない。

 

すると又しても(確か?)ペナルティーコーナーの場面で、

 

走り込む柴田選手が合わせ、

 

ボケちゃった・・・

難しい角度だった気がするが、身体を投げ出すようにして追加点。

 

 

次の追加点も、

柴田選手が合わせてさらに追加点。

(近いとネットにピントが・・・・)

 

得点を重ねる毎に、緩む事無く集中力を増している様だ。

 

 

あまりの凄さに撮り損ねたが、DFを背負って受けた(確か?)藤尾選手。

隣のおばちゃんの「リバース!!」の声と同時に振り向きざまにシュート。

狭いコースに技術の高いゴールが生まれた。

この追加点を加え、4-0で折り返す。

 

 

後半も勢いは日本に有るのだが、

アゼルバイジャンも此のまま負ける気は無い。

 

速い日本に対しキープする時間を抑えシンプルに

ボールを回し、攻め立てるとペナルティーコーナーに。

 

確か?2度立て続けに得たチャンスに得点を奪った。

 

 

この得点で日本はさらに集中をましたと思う。

選手各々が声を出して、周りを引き締める。

 

 

混戦でのアクシデントも有ったが、コレも勝利への意欲に拍車をかける。

 

本当に全員が集中出来ていた、

相手の時折見せる高い技術にも粘り強く着いて、有利な形では攻めさる事は無かった。

 

3・2・1・・・・

観客のカウントダウンと共にその瞬間が訪れた。

3大会連続のオリンピック出場決定!!おめでとう!!

 

 

この試合、自分が気になっていた選手は、

12番・柴田あかね選手。

前回観た試合から感じていたが、彼女の走りは力強く相手に威圧感を与える様な走りをする。

また、場面場面の選択も良く、遠い位置からでも其の力強い走りでチャンスにも守備にも顔を出していた。

 

試合後の監督のコメントにもあったが、

「走って、動けば日本は負ける事は無い。」

まさにその通りの試合だった。

 

付け加えるなら攻撃の場面で、

この様に、相手を背負うのではなく背後に位置取り、自分がマークをズレてボールを受けたり、遠い位置からスペースに走り込んだり、DFを背負う事で気付かれない様に手ぶりでスペースを指示したり、DFに的を絞らせない攻撃の仕方だった。

 

後半の守備面でも、

キーパーがコーチングして、周りも状況を確認するようにコミニケーションを取る声が聞こえた。

 

対するアゼルバイジャン。

聞く所によると他国から帰化した選手も多く居ると云う事で、試合の流れは作れなかったが、随所にキープ力のある高い技術が見られた。

(プログラムを見るとアゼルバイジャンのページは、白紙状態でした。)

 

 

あと余談だが、ペナルティーコーナーや得点時などに曲が流れるのだが、この試合日本のペナルティーコーナー際にアゼルバイジャン側がビデオ判定の要求を出した。

この判定の待ち時間に流れた曲が「古畑任三郎」に少し笑いが起きた。

 

 

兎に角、素晴らしい、走りとチームワークで出場権を勝ち取った日本。

目標6位?とか云っていたが、もっと上を目指す位が大事だと思うぞ。

目指せ!世界の頂点へ!!

 

 

 

(試合無内容に間違いが有ると思いますが、写真撮りながらなので許してね。)

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