左手の恋人episode2 〜3代目の悲劇〜
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しげちー18
2007年04月07日 18:11 visibility52
だいぶ日記をさぼり気味でしたが、前回の続きで戦友紹介です。
3代目グラブはミズノの青カップである。2代目を使いながら徐々に慣らし、6年生の途中から使い始めた。買ってもらったのか、お小遣いで買ったのかは覚えていない。2代目よりひと回り大きく、手の小さい私には、少々扱いづらかった。
ところで話は飛ぶが、前日記で登場のキャプテンであるが、野球道具を買い揃えるのが趣味で、何か買っては見せびらかしていた。おじいさんがかわいい孫の欲しいものは、何でも買ってやるといった感じで、チームにバッティングマシーンの寄贈までしてくれた。その孫(キャプテン)はやや小太り体型なため、盗塁などしない(糖類はたくさん取っていたが)どころか、スライディングする機会も無いのに、スラパン買ったと脱いで見せてくれたりした。
そんな彼が3代目グローブを見過ごすはずも無く、勝手にはめて興味津々になっていた。
時は少々経ち、トーナメント決勝の日を迎えていた。
忘れもしない思い出。夏のある日。・・・・あれ?秋だったかな?まぁ夏ということにしておきましょうwww(←忘れてんじゃん)
試合前の練習時、キャプテンが私の3代目をいじっているのを目撃していた。
試合で装着した時に、違和感があった。試合は緊迫したまま回が進み、中盤戦でランナーを背負うピンチとなった。当時私はショートを守っていた。バッターの打球は左中間方向にライナー性の当たり。でも打った瞬間に「捕れる!」と思った。半身に構えて後方に数歩進み、ジャンプしドンピシャでキャッチ。・・・が、次の瞬間、打球の勢いで、グラブは手から外れ、地面に転がっていた。もちろん捕球したボールは、グラブから飛び出て、転々としていた。その試合は敗れた。試合中気になっていた違和感は、グラブの指の部分がブカブカになっていた事だった。
私は極端に手が小さい。グローブには決して他人の手をくぐらせてはいけないと誓った。・・・またまた続く
- 事務局に通報しました。
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