つゆき
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北嶋秀朗
2015年09月29日 00:41 visibility136
今だから話せることね。
筑城和人という男がいます。
俺と一緒の年に引退した男です。
今は、強化部で働きながら、時間がある限りトップの練習に参加してくれて、先生みたいな立ち位置で、選手達の信頼も厚い男です。
実は、彼は俺が引退を発表した後に、自分の中でカズトも引退することを決めていたそうです。
そのこと聞いたの去年の終わりごろで。
しかも、本人ではなく人伝てで。
でも、様々な理由を知らない俺はカズトに「なんで、発表しなかったの?」と。
「いや、秀ちゃん(カズトは俺を秀ちゃんと呼ぶ)が引退するのに、俺が発表しちゃダメでしょ!」
「え?なんで?」
「だって、俺と秀ちゃんはサッカー界への貢献違いすぎる。俺の引退なんか発表して、秀ちゃんの引退を曇らせたくなかった。俺なんていいんですよ!器が違う。」
って。
俺、驚いちゃって。そんなのありえないでしょ。そんなやつありえないでしょ。
しかも、辞めるの決めてたのに、俺には「どこかで続けようと思ってて、もしも良いチームなかったらやめる」って言ってたんです。
気を使わせないようにそんなこと言ってたんだと思うんです。
しかもしかも、俺の引退のときの赤いリストバンドあったでしょ?
選手がつけて試合してくれたやつ。
あれもカズトが企画し、実行してくれてて。
自分引退決めてるのに、人のためにそんな行動をしてしまうんですよ。
なんかね、もうなんていうか。
何してんだよおまえ!って感じでさ。
だからって訳じゃないけど
今は、本当に色んな話しをし、相談し、一緒にクラブを考え、自分達の人生を考えてます。
ただね、カズトのファンがカズトの最後を見届けたかったって気持ちあったと思うんです。
なんか、その方達に申し訳ない気持ちもあって。
どこかで、このことをみんなに伝えたかった。
カズトが、こういう男だってこと。
カズトのファンだった人達は、見る目ありますよ(笑)
そんな感じで更新。
では。
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- 事務局に通報しました。
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