改めまして。

会見で喋ったことと重複すると思いますが、ここでもちゃんと伝えさせてください。


今シーズンで現役を引退することを決意しました。

理由は身体が動かないとかではなく、膝の調子が悪いからではなく、モチベーションが続かないからでもなく。

小さいときから自分が決めた約束をしっかり守り続けることでプロ選手になり、今までサッカーを続けてきました。

2005年に膝を怪我をしてから、引退は常に俺の隣にいました。もう親友なんじゃないかと思うくらい。

引退しないための自分との約束は
自分が定めた「この試合でのゴール」と言うことでした。



2005年以降の試合の全ての「この試合」でゴールを決めてきました。

年間の得点が1点しかなかろうが「この試合」でゴールを決めたら周りがなんて思おうが胸を張ってプレーを続けてきました。

去年でいえば福岡戦だったし、その前だったらレイソルのときのホームでの甲府戦だったし、その前ならアウェーのジェフ戦だったし。。それを辿っていくのも面白いな。。(笑)



池谷さんが監督になり、初めての試合。岐阜戦。
なかなかスタメンで出られなかった自分にスタメンのチャンスをくれました。

監督は、俺が心の底から信望している池谷さん。

この試合だった。


そこで決められなかったこと。自分が定めた「この試合」で初めて決められなかった。


それが理由です。

ここで自分との約束を果たせなかった自分を許してしまったら、今までのことの全てを否定してしまうことになるような気がして。

馬鹿げた理由だと多くの人に言われたけど、それだけの覚悟を持って引退と向き合い毎日をいっぱいいっぱいで闘ってきた。


人は、人との約束はちゃんと守るのに自分との約束って意外と守れないものなんです。

責任が生じないから、何とでもごまかせちゃう。

俺は、自分との約束を守ることを約束する。それが信念なんです。



さっきも言ったように、引退とは7年くらいの付き合いです。

だから、綺麗事でもなんでもなく引退を決めても悲しい気持ちや、やり残した後悔とかも感情として全くないんです。

常にそのときの一生懸命でやってきたから。




今はただただ、チームのためにプレーをし、試合に出場する権利を得るプレーを見せ、ゴールを決めること
の責任から逃げない。

引退するからスタメンでプレーさせて欲しいとも思わないし
引退するから来年のためにも使わないとかも思わないで欲しいと願っている。

今までの自分のサッカーがそうだったように、常に今。

今、必要に思ってくれるなら試合に出るし
今、必要ではないなら、出なくてもいい。


出られなければふざけんな!って一生懸命練習する。
必要だと思われるようにプレーする。それは今までもそうだったし、最後までそういう自分でいるのが自然なことだ。

最後まで競争で。



だからまだ、みんなへありがとうは言いません。



チームのために、最後まで頑張ります!

chat コメント 

コメントをもっと見る

通報するとLaBOLA事務局に報告されます。
全ての通報に対応できるとは限りませんので、予めご了承ください。

  • 事務局に通報しました。