ネルシーニョ監督。

今季を振り返るインタビューなどで必ず聞かれる今年の苦しかった時期のこと。

色んなところで聞かれ「もーいいよ」ってくらい答えてきた。

苦しかったのは苦しかった。
個人的で言えばサッカー人生で一番辛かった。

何よりも紅白戦に出られないだけではなく、普通の練習ですら入れないときが多くてそのときの疎外感ったらなかった。

サッカーを取りあげられた感覚。

「練習行きたくないな」って思うときすらあった。

ぶっちゃければ、そりゃ、監督に対して「ふざけんな」って言う気持ちはあったよ。

マジ、ふざけんな!って何回思ったか。


だから、試合で使ってくれるようになったって「俺が試合に使わせた」と思っていた。

と言うより思うようにしていた。

怒りのエネルギーをうまく使えているのを感じていたから。

でも感謝の気持ちはあったよ。隠していたけど。

なぜなら、あの時期に構想外の扱いをしている選手を、あの時期からチャンスを与えてくれる監督なんてあんまりいない。ましてやベテラン選手に。

それはある意味、自分の下した判断を覆さなきゃいけないのであって、普通そこはプライドや意地が邪魔してしまうもの。


その選手が良くなってきたって、自分が下した判断を正当化するために悪い方の理由を見つけては使ってくれない監督の方が多い。

そこを当たり前のように考えを変えることの出来るネルシーニョ監督は凄いと思ったし、選手を公平に見ているって言うのも本当なんだと思った。

簡単なようだけど、それってなかなか出来ない。

それが出来る監督に14年間で初めて出会った。


だから、感謝もリスペクトもしています。


色んなところで苦しかったときのことを聞かれて、そのときの気持ちを話すと、どうしても確執のような感じになってしまうから、それは違うんだと言うことを、あえて書かせてもらいました。

ネルシーニョ監督は、柏にとって大切な人です。

それだけは俺が干されていた時期でもずっと口にしていたこと。

本当です。


シーズンが終わるまでは怒りのパワーで進みたかったから隠していた気持ち。

シーズンが終わってゆっくりしている今だから話しをさせてもらいました。



では。

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