
被災地から、報告2(ある運転手さんの話)
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いけちゃん
2011年03月19日 18:22 visibility130
大型ダンプの運ちゃんが並んでいた、さらに後ろに、この運転手さんはいたそうです。
大型トラックの荷台に荷物を満杯にして、106号線を盛岡に向かっていたのです。
津波が来て、まず、周りの軽自動車が、つぎに
そして、ついに荷物満杯の自分の大型トラックが、軽々と浮いて、流され始めたんだそうです。
前方にしばらく流され(かなり長く感じたとのことですが・・・)、
「もう駄目だ」とあきらめかけた、その時、急に周りの小さい車たちが、後ろに流れ始めたんだそうです。
そうです、これが、第2波が来る前の、引き潮だったのです。
この時だけ、水かさが減ったのです。
荷台に荷物満載の、大型トラックが、荷物の重みで、後ろののタイヤが、偶然、地面についたのです。
ここしかないと思い、周りの車なんかには、目もくれず、一気にアクセル全開で、ふっ飛ばしたんだそうです。
まわりの軽い車たちは、浮いたまま引き潮に引っ張られ、飲み込まれてしまったんだそうです(この人たちの、死の恐怖は、すさまじいものだったと、思います。一瞬で死ねなかったのですから)。
荷物が無く、カラッポで、軽かったら、このトラックもそのまま流されていたかもしれません。
事故るときも、いろいろ重なるもんですが、生き残るときも、いろいろ重なるものなんでしょう。
次回は、この時、テニスをしていた、私の同僚のお父さんの話をする予定です。
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追伸・・・
2011年3月19日 -
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被災地(宮古市の海岸線)から30km離れた職場から、昨日、帰ってきました・・・。
2011年3月19日
- 事務局に通報しました。
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