天秤打法

  • 凹凸庵
    2007年06月13日 23:38 visibility132

人より変わっていればいいってもんじゃないけど、特長がある構えをしたり打ち方をするバッターって減ってきました。
コーチがさんざんいじくりまわしてしまうこともあるでしょうが、何か物足りない感じがします。
世界の王だって一本足打法。天下のイチローだって今は違うけど振り子打法。こそ泥みたいな(失礼)種田だってガニ股打法(よくわからんけど打ちやすいんでしょうね)

かつて空前絶後の構えをした打者がいました。ベイの前身である大洋ホエールズのレフティ近藤和彦。かの長嶋さんと同期の方です。
右手のグリップをゆるめ、左手をバットの中間あたりに添えて、頭上で平行にゆらゆらさせる。彼のタイミングの取り方なのですが、よくマネしたもんです。
首位打者にはなれませんでした。長嶋、王がいましたから。

このタイミングの取り方ならば、力が衰えても打ちまくるんじゃないか?・・・・・・ところがある時から充分な打撃練習ができなくなったのです。原因はピッチングマシンの登場。投手のフォームにタイミングを合わせる打法ですから、機械相手となればタイミングもへったくれもない。今のものと比べて安定した投球動作ではなかったため、彼にとって打撃練習にならなかったようです。
そういや西鉄の大打者、中西太も、粗悪なピッチングマシン(当時はバッティングマシンといったよな?)から飛び出てくるボールにタイミングを外してしまい、手首を負傷。これが命取りになって、あっという間に全盛期から滑り落ちてしまいました。

今は・・・誰がいるかな?

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