昔のビデオを掘り起こすと言う事 球場の使い道色々編
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ミオヂ
2006年07月07日 22:22 visibility903
昔はよかったなぁなんて言葉は好きではない。
カープに関しては別だけど・・・。
でも、ちょっとだけ昔の話を。
でも今回はカープとは関係ない話なんだが。
最近,ヒマな時にやってる事は部屋にはびこるVHSテープの整理。
中身を早送りでチェックして、いらないものは中のテープをハサミで切って、燃えないゴミに。
これは!と思う映像があったらあとでHDレコーダーに落とし、DVDに焼く。
名ドキュメント「江夏の21球」が発掘されたり、何故か「太陽を盗んだ男」が発掘されたり。
しかしゆっくりやってるとはいえ、残りのテープが少なくなってきました。
またもやラベルの無いテープをデッキにかけると出てきたのは・・・おお!
「ガメラ 大怪獣空中決戦(1994年)」!!
怪獣映画と野球が関係あるのか?あるんである。
イイ年して怪獣映画の話か?ほっといて下さい。かまわず進むぞ。
お話としては、長崎,五島列島は姫神島に怪獣ギャオスが出現。あ、ギャオス内藤とは何の関係もありません。念のため。
ギャオス第一発見者の女性鳥類学者、長峰(中山忍)は政府からギャオスの生きたままの捕獲計画の立案を依頼される。
で、同行していた大迫刑事(蛍雪次郎)と捕獲計画を考えるのだが、どれも決め手に欠ける。
「どっかにあれを閉じ込める場所があれば」
「そげなとこ・・・」
「無いよねぇー」
しかし、コンビニで、おにぎりといっしょに買ってきた九州スポーツの一面を見た大迫刑事が叫ぶ。
「ありました、・・!あるとですよ!!」
九スポの一面は「ドーム天井直撃!秋山 そのまま××(読めない)スタンド入り」
かくして舞台は福岡ドームへと移るのであった。
ここで少し話を変えよう
ここで出てくる新聞は九州スポーツ(東京スポーツの九州版)なんだが、見出しがなんかまともすぎるような気がする・・。この一面はまるで九州ローカル紙、西日本スポーツのようなマトモな見出しである。
九スポなんだから「秋山、ドーム破壊」とか「人間がカエル出産」が一面だと思うのだが・・・。
まぁいいや。
そして、自衛隊のヘリに投光器をつけて夜行性のギャオスを姫神島 からドームまで誘導,中に誘い込んでドームを閉める、という計画が実行される。
で、この時のドームの作戦本部のコードネームが「ハリーホーク」で、ヘリのコードネームが「ハーキュリーワン」 と、ホークスファンへの心配りがなされているのが楽しい。
で、ここから20分くらい,福岡ドーム内外でのフルロケーション。屋根を閉める際のコントロールルームなどは本物が使われております。
その後,ドームはガメラとギャオスの最初の決闘場所となり、開閉屋根のあたりがかなり盛大に壊されております。
現在,ドームの屋根が開かないのはこの被害が原因だそうです(ウソ)。
ちなみに、このギャオスが 初めてスクリーンに登場したのは「大怪獣空中戦 ガメラ対ギャオス(1967年)」なんだが、この時はギャオスが木曽山中から名古屋に出てゆき名古屋城を壊すわ、人を食うわの大暴れ。
その際に避難を伝える広報車が「中日球場が避難場所として解放されました、避難してください」と伝えると,ナゴヤ球場じゃあない、カクテル光線あふれる中日球場に人々が避難し、その人たちの真上でガメラとギャオスが, 空中戦をするというシーンが展開される。
・・・どうも、ギャオスと言う怪獣は球場と縁の深い怪獣のようである。 ギャオス内藤の名がついたのもこのことと関係が・・・いや、これは無いよなぁ。
しかしまぁ怪獣捕獲や避難場所、コンサート、予備校の試験など球場ってのは色んな使い道があるもんですねぇ。あ、そういえば福岡・・いや、ヤフードームでは同人誌即売会もやってたなぁ。
ついでだが、この 「ガメラ 大怪獣空中決戦」は平成ゴジラの十分の一の予算で作られたのだが、監督の金子修介のスリリングな演出と特技監督の樋口真嗣のツボを押さえまくった絵になる特撮で、イイ年した怪獣映画ファンを狂喜させた。もちろん私も狂喜した。
で、その樋口真嗣は現在、7/15公開の「日本沈没」の監督に出世しております。 めでたいめでたい。私もエキストラ出てるぞ。
ついでなんで、ガメラの ライバル、ゴジラと野球は・・・あまり関連がない。
「ゴジラVSメカゴジラ(1993年)」で幕張のマリンスタジアムを行きがけの駄賃に破壊したくらい 。
あと「キングコング対ゴジラ(1962年)」ではライバル関係の製薬会社の名前が「セントラル製薬」と「パシフィック製薬」になっていて、劇中、若き日の高島忠夫が自分のマンションの部屋に帰ってきて、妹に「兄さん、ノックくらいしてよ!」と言われると
「へっ!ノックもトスバッティングもあるもんかい!」
と、いう最高にイカしたギャグをかますシーンがある。
実生活で一度使ってみたい台詞だが、未だ使う機会がありません。
多分,一生こないでしょうけど。
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