Ｒ指定ベテランオールスター。

私、只今３４歳。
ヒッティングマーチもろくに覚えられへんし。
野球選手のお尻にキャーキャー言うてるオバハンです。

そやけど、ただのオバハンやありまへん。

1983年（昭和59年）〜1986年（昭和62年）の、
高校野球に関して、ものすごいオタクでございます。

1983年の秋。私は小学校６年生。
ちょうど、ジャニーズに夢中になる年頃であるが、
周りの女の子達は「たのきん！」「シブガキ隊！」と、
『明星』『平凡』（アイドル雑誌）を読みあさり、
ザ・ベストテンに夢中になっておった。

そんな中、私はヒトリでこっそり、
「桑田！水野！野中！中山！吉井！津野！三浦！」と、
『甲子園の星』（球児のアイドル誌）を読みあさり、
ドラフト会議に夢中であった。

なんでそないなことになったかというと。

夏休みのお盆すぎ、
たまった宿題をやらねばならぬ！と、
一日も書いてない日記をつけるために、
新聞をひっぱりだして、天気予報を調べていた。

すると。新聞でやたら目につく見出しが。
『やまびこ打線・池田』
『阿波の金太郎・水野』
『背番号11のエース・ＰＬ桑田』
『一年の怪物コンビ・桑田清原』
ＰＬ学園と池田高校の記事だらけだった。

うむむむ。なんかすごいぞ。興味があるぞ。

それまで、巨人ファンのとーちゃんの影響で、
なんとなく野球は好きやったけど、
ドラマやバラエティー番組を見せてもらえん、
プロ野球中継は、大大大っきらいやった。
（テレビは、一家一台の時代でおます）
（当然、チャンネル権は一家の大黒柱）

そんな私が自らチャンネルを高校野球に合わせ、
そして迎えた、池田高校vsＰＬ学園の準決勝。
水野（３年）と、桑田清原（１年）の名勝負。
結果は０ー７でＰＬ勝利。
投げて、ホームラン打って、大活躍の一年桑田。

あんだけ夢中になって野球を観たのは人生初体験。
泣いて、感動したのも、人生初体験。

モチロン翌日の、横浜商との決勝戦も釘付け。
清原特大ホームラン、０ー３でＰＬの優勝。
ああ。今、思い出してもシビレるわ〜。

そこからＰＬ黄金時代がやってきて。
高校球児に情熱を燃やす女子中学生となり。

1984年優勝校：春・岩倉　　夏・取出二
1985年優勝校：春・伊野商　夏・ＰＬ
1986年優勝校：春・池田　　夏・天理

私が中学３年までの愛と汗と涙の青春は、
全部、甲子園のアイドル達に捧げたわけなのだ。

もうでもね〜、私がこよなく愛した高校球児君達は、
プロ野球選手の中じゃ、大ベテランの域。
いや、ほとんどの選手が引退している。
ああ。さみしー。

そんな中、こないだのオールスターで、
ファン投票一位の清原選手とか、
久々復活の吉井投手とかが、活躍していると、
ホンマに嬉しいなーと思うわけで。

そやけどベンチに吉井投手の息子さんいましたやろ。
あれ見て、ビ、ビ、、、っビビリましたわ。
いくら大ベテランとわかってても、
私の頭の中では、永遠に箕島高校の吉井君ですもん。
あんな大っきな子がいる、おとーさんだなんてね〜

オリックスバッファローズの水口くんかて、
松山商から早稲田に進学した時に、
六大学野球のちっちゃい記事を切り抜いて、
耐えしのいだ長い４年間やったのに、
近鉄に入団が決まった時は、おお！関西に来る！と、
泣いて喜んだのに、私を振って(←妄想)結婚しはったし。

佐々木君だって、立浪君だって、あんなことそんなこと、
キャーもう、オトメの夢を壊さないでよー！苦笑。

そら、私も中学生ではなく。中年になるわけさ。

そのうち、どんどん引退して、
プロ野球選手全員、自分より年下になっちまうのね。
ううう。涙。

頑張れ！ベテラン！もっと頑張れ！

フレッシュオールスターがあるならば、
現役の３５歳overだけを集めたベテランオールスターを、
ぜひともやって頂きたいと思うんだわ。
うーわ。めちゃめちゃ観たいっ。

観客もＲ指定-３０over特別招待にするとかさ。
そんなんしてくれへんかしらね。

って、今日の日記わかってくれる人、どんだけいるんや…
私も野球ＳＮＳでは、年齢だけはベテランの域か。