母校の準決勝

  • coek
    2009年07月26日 01:53 visibility79

先々週に一回戦を観に行った母校の八千代東高校ですが、なんと今日の準決勝に残っています。
というわけで、ふたたび観戦しにいきました。

ここまでの試合は、とにかく守り抜く、エースが頑張るという勝ち方でした。
打線はここまでのチーム打率が.170と決して打てるチームではないというか、少ないチャンスをものにして、生き残ってきたチームです。
エースの子は、130k前後のストレートと、外に逃げるスライダーのキレがよさそうで、コントロールもいいというのが、一回戦を見た時の印象でした。

今日の相手の流経大柏はベスト8の試合まで無失点できていた、投手力の高いチームなので2、3点勝負かなと、戦前の予想でした。

立ち上がりの3回は両投手いい立ち上がりでした。試合がまず動いたのは4回。先攻の八千東が一死13塁のチャンスを作りましたが、スリーバントスクイズの失敗と、盗塁失敗で、無得点。先制のチャンスを逸します。

その裏、柏も一死12塁のチャンスを作ります。一つは、記録はヒットでしたが、守備のミスっぽい内野安打でした。そのチャンスに6番打者が右中間にタイムリースリーベースと、7番打者の犠牲フライで、まず柏に3点先制されてしまいます。

3点勝負と見ていただけに、いきなり重い失点になりました。

失点直後の5回表はあっさりと3凡。柏のエースの子はストレートが136キロまででていて、110キロ前後の変化球と混ぜて、乗ってきた感じがしました。ますます、3点が重い。

5回裏の柏の攻撃時には、八千代東のエースはストレートと、スライダー中心の配球から、カーブ中心の配球に切り替え無失点に抑えますが、やや疲れが見えてきた様に感じました。

続く6回表の八千代東の攻撃。先頭の3番打者がレフト前安打から、続く4番5番が連続四球で無死満塁のチャンス。ここで、柏は投手を交代します。
満塁で6番打者のチョコンと当てた打球は、ボテボテのショートゴロ、その間に1人返り1−3。一死23塁とチャンスが続く。

続く7番打者はスクイズを試みるも空振り。ランナーそのまま。結局三振で二死23塁。この場面で追いつけないと厳しい。。。次の8番打者の当たりは、センター前へ落ちそうな打球。。。が、柏のセンターのスライディングキャッチで、3アウト。。

結局、無死満塁から1点どまり、最後はファインプレーで切られてしまい流れは相手のまま。あれが落ちていれば追いつけただけに。。。という打球でした。

7回表の攻撃時、八千代東の背番号9の4番打者がベンチ前でキャッチャーとキャチボールをしていました。ここまで一人で投げ抜いてきてるっぽいエースがそろそろ限界なのかもしれません。

7回裏、柏の攻撃。一死1塁から柏は送ってきます。二死2塁。迎えた1番打者の当たりはショート深い位置、よく抑えましたが、無理な体勢からのファーストへの送球がそれた間に、2塁ランナーが一気にホームに返り1−4。。。

正直、ここで勝負あったなと思いました。ここまで、守り勝ってきたチームだけに、この守備のミスでの失点は痛すぎる。。

失点直後の8回表の攻撃。またもや、先頭の3番打者がセンター前ヒットで出塁。続く4番打者の当たりは、逆風8メートルの中、センターの頭を越えてスリーベースヒット!1点返して2−4 さらに、内野ゴロの間にかえり3−4。1点差に追いつきます!

8回裏から、八千代東は継投、背番号9の4番の左の子がマウンドに上がります。だいぶ野手投げなので、どうかなと思いましたが、ストレートが135キロ近くで、100キロ前後のカーブもあり、この回を抑えます。

普通の県立高校の選手層で、ここまでの快進撃を支えたエースからの継投で、どうかなと思いましたが、見事に、最後の攻撃につなげました。

1点差で迎えた9回表の攻撃、先頭の8番打者は柏の投手の逃げるスライダーになんとか食らいつきますが、ファールするのが精一杯の様子。
粘りますがファーストにファールフライを上げてしまいます。。。しかし、それをファーストが落球。命拾いしますが、はやりスライダーは当てるのが精一杯。ボテボテのショートゴロ。。。ですが、打球が死んでいたために、内野安打になります!

続く9番打者が送り一死2塁、1番打者死球で一死12塁。つづく2番打者は粘りますが、三振で2アウトとなってしまいます。

二死12塁で、先ほど強烈な安打の3番打者。
しかし、ひっかけて深めのショートへの打球。12塁でフォースプレーだったため、ショートはサードへ送球を選びます。万事休すかと思いましたが、なんと送球が逸れ、なんと同点に追いつきます!!4−4

同点に追いついて9回裏、柏も先頭の7番打者が死球で出塁、犠打で2塁にすすめますが、八千東の2番手が踏ん張り、延長突入します。

10回も両チームスコラリングポジションまで進めますが、得点できず。
迎えた11回表。八千代東は打順良く、1番打者からの攻撃です。

八千代東の2番手の子は、球がそれなりにまとまっているだけに、2周り目が怖いので、上位から始まるこの回に得点できないと、だいぶ厳しいなと思いました。

1番は内野フライで一死。つづく2番打者がセンター前に弾き返し、一死1塁。迎えるは、今日当たっている3番打者。ワイルドピッチの間に、一死2塁。ここで、ライト前に運びついに逆転。4−5。。球場が騒然となります。

11回裏。2番手の左投手は勢いに乗りストレートが136キロまで出て、最後は連続三振で、なんとなんと、なんでもない県立高校であるはずの母校が、夏の千葉県大会で決勝にまですすんでしまいました!!!

私は、ネット裏付近のどちらよりでもない、普通の野球ファンというか、主に第2試合の習志野ー拓大紅陵待ちの人が多い場所で観戦してたのですが、終わった瞬間に周囲にちょっとした動揺が広がっていました。

私も、母校の起こしたミラクルに、9回以降はメモを取る手が震えていました。

とにかく、明日勝てば甲子園なのです。
母校にそんな機会が訪れるなんて、全く考えもしていませんでした。

明日は、アッパーズの試合がありますが、幸い午前中なので、終わってから駆けつければ、十分し合い開始には間に合いそうです。母校の、勇姿を応援しにいきたいと思います。

できれば、試合終了後に、校歌を一緒に歌いたいです。



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