勇気を持って　一歩踏み出せ

NHK、ようこそ先輩！

7月25日の放送で登場したのは、愛知県刈谷市出身の元プロ野球阪神の選手、赤星憲広さんだった。

番組のサブタイトルは「勇気を持って　一歩踏み出せ」

母校の市立住吉小学校を訪れ、後輩の児童に課外授業を施す。

赤星さんの今の考え、生き方にある意味感動を覚えた。

２０００年ドラフト４位で阪神タイガースに入団。

小さな体つきながら、走攻守すべてにおいて全力で取り組むプレーで多くのファンを魅了してきた赤星さん。

特に俊足をいかした盗塁では、ルーキーイヤーの２００１年から５年連続で「盗塁王」を獲得。

通算３８１盗塁という記録を残している。

しかし、２００９年９月１２日の対横浜戦、右中間への飛球にダイビングキャッチで負傷した頸部の怪我が引き金になり、１２月９日プロ野球を引退したことは記憶に新しい。

番組は、驚異の俊足をいかした「盗塁」を武器に、チームの勝利に貢献してきた赤星さんが、課外授業で、子ども達にその盗塁に挑戦させる。

そして、何に対しても一歩踏み出す勇気が成功の秘訣、生きていく上で大切なこと、ということを教えて行く。

児童全員が盗塁を成功させることを目指し、自分の野球人生で培った大切なものを、自分の技である「盗塁」を通じて子どもたちに伝えようと奮闘する赤星さんの姿に、感動を覚えた。

突然の怪我、そして引退。
それでもまた野球選手として復活したいという夢を持ち続け、あきらめず歩み続ける赤星さんの姿、話、行動。

赤星さんの教えを受けたひとりひとりの子ども達が、一段と元気になって赤星さんを見送る姿。

いい番組だった。