アジアシリーズ、来年台湾で復活開催

今年は開催を見送られ、日本、韓国のプロ野球優勝チーム同士が対戦する日韓クラブチャンピオンシップとして開催されたポストシーズンのアジアシリーズ。

来年は、再び、日本、韓国、台湾、中国の4カ国・地域の優勝チームが出場する形式でのアジアシリーズを開催することが確認されたそうだ。

ただし開催地は、日本を離れ日程調整を行なったうえ、台湾で開催する方針だそうだ。

この方針は、過去に決定した事項ではあるが、現オフに台湾プロ野球の八百長事件が発覚し、逮捕者が続出し、台湾球界自体が揺れ動いている状況を踏まえ、確実に開催できるのか確認されたものらしい。

シリーズの運営委員会では、台湾側から「八百長スキャンダルが起きた後も、国際大会開催への台湾での関心は高く、政府保証もつく、スポンサーも充分に確保できるため問題はない」と資金面での懸念材料はないことが報告されたという。

台湾の運営委員会の計画では、11月10日開幕で13日に決勝を想定している。

昨年までの日本での開催は、結果的に経営は赤字。

年々観客動員も収益も減り、やはり出場する球団によって、スポンサーの状況も左右され、運営が苦しくなっていた。

国外での開催を取り入れる形に変更することで、日本国内での経費負担は軽減されるのだろうが、やはり苦しさは否めないだろう。

しかも、台湾側が開催を予定している時期は、例年、日本シリーズなどが開催される時期でも有り、かなり過密日程となりそうだ。

長いペナントレース、クライマックス、日本シリーズと戦い続けていた選手たちに与える負担や疲労は、相当なものになるだろう。

まして、野球先進国の日本としては、日本シリーズ王者は必ず勝ち、優勝することが宿命であり、負けるということは、許されない。

疲労に加え過度な期待によるプレッシャーは相当なもものに違いない。

スケジュールや開催について、1月に再び協議するらしいが、選手会側からも開催の意義をかみ合わせポストシーズンに行なわれるこの行事に異論が出てもおかしくは無いだろう。

仮に来年ん復活しても、再来年以降の開催は不透明であることは間違い無さそうだ。

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