移籍を視野にした阪神野口捕手のFA宣言に思う

阪神の捕手といえば、ベテラン2人がメイン。
主戦の矢野捕手も40歳を超え、2番手捕手野口寿浩捕手も37歳。
2人を追いやって、猛虎の要の座をそろそろ若い世代が担って欲しい。
そんな中、野口捕手がFA宣言する意思を固めたという報道がなされている。
『他球団の話を聞きたい・・・』
日ハムから移籍してから、ずっと控え捕手として堪えてきた野口。
ヤクルト時代も古田の陰に隠れ、日ハムでも一時はレギュラーを獲得したかに見えたが、主戦定着とまでは行かなかった。
現在、どのチームも捕手というポジションが故障の不安を持った選手であったり、ベテランであったり、次代の捕手が育ってなかったり・・・
野口にとって、最後に一華咲かすチャンスが拡がっているに思える。
シーズン中に鶴岡を放出し、相川のFA宣言により捕手不在となった横浜。
古田の後の捕手がなかなか育たないヤクルト。
同じく、主戦が定着しているとはいえないソフトバンク。
次代の捕手の成長を待つ間の期間、野口という存在は非常に大きな物なのかも取れない。
翻って阪神。
2008年に野手にコンバートした浅井。
浅井の打力を生かすため、狩野、小宮山の成長を見越してのコンバートだったのだろうが、両者の怪我により、コンバートしながらも、2008年は捕手として登場する場面が数試合ほどあった。
そういった意味で、野口を失うことは、非常に厳しくなる阪神。
しかし、監督も変わった今、本当の次代の猛虎の要を作る意味でも、ここを良い機会と捉え、失敗、失態を重ねても狩野、小宮山を積極的に使って、使い続けてみてはどうだろう。
40を超えた矢野に頼りきることはもう出来ない。
自ら若手捕手を多用し、猛虎の次の真の正捕手を早急に作り上げて欲しい。

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