会を前に思うこと

お琴のカルチャーに加入したのが 1994年4月


 


独身時代に2年くらい


40歳になってから 京都の系統で数年習っていたけれど 


尊敬する最初のK先生は 2年位習ったところで


45歳で他界され(私より2歳年上)


 


その妹弟子さんに習ったけれど よくあるタイプの「いやな師匠」で


3年目くらいの時 後ろ足で砂を蹴って辞めてしまった


(怒らしましてね 先生を スッとしたわ 嫌なタイプだったから「お返し」しました エヘヘヘ)


 


亡くなったK先生を偲んで 本当に涙涙の数年を過ごし


 


やっぱり 付き合いの楽なカルチャーが良かろう、、、と一年半 「空き」 を待ちました


 


http://hamatidori.cocolog-nifty.com/namihei/2009/12/post-9e2c.html


    


講師は このブログに出てくる S川静枝さんです


知る人ぞ知る S川大先生が講師をされていると言う講座


こんな偉い先生が まさか 直々に指導されたりはすまい、、、と思っていたら


 


これが大間違いで


1時から5時まで ぶっ通しで三味線弾いて歌を歌っての 実に熱心な指導でありました


(実際は12:30から始まってましたね)


 


ただ 悲しいことに 私と先生の相性が今一つピッタリ来なくって


(いろいろと込み入った事情あり この世界によく有る話です)


 


ご自宅での三味線の個人レッスンは二年も続きませんでした


 


私の性格が災いしているかも、、、


だって 講釈好きな尺八の先生が 宴会の時に我々生徒にお酒を注いで回られ いろんな講釈をして下さるのですが 


何故か私の前はスッと通り過ぎてしまわれるのです


思うに(この子は何か言いそうな感じ 生意気な感じ)だったかも


本当は素直で可愛い性格なんですがね エヘヘヘ [d229]


 


 


で まあ S先生も


勝手に私を


「苦手なタイプ 可愛がってやりたくない」 とお思いだったのかも知れませんね


 


 


お稽古以外の事で 毎回 (かなんなぁ、、、)な事が有って 反発も出来ない世界だし


高弟の皆さんを見ていたら


(三味線の上達は 修行もあるが やっぱり生まれ持った物が大きいか、、、お稽古以外の余分な苦行は 止めた方が私の人格形成には良いかも)


なんて 生意気なことを思っちゃった訳


 


全部は止めたくないから カルチャーのお琴は続けてきました


 


先生が苦手で個人レッスンを止めた事をご存じないS先生は


カルチャーで社交辞令の「また遊びに来なさい」を何度か仰って


 


何よりかにより嬉しかったのは 3回くらい言ってくださった言葉


 


「お宅ねえ 三味線止めたらあきまへんで もったいない」


 


これ お世辞であっても 私にとっては この上ない 餞の言葉 であります [d136] [d136] [d136]


 


で 以来 カルチャーのお琴で遊んで来まして


5年位前から S先生の高弟であるT先生に 個人レッスンのご指導頂いています


 


で T先生の「お琴人生50周年記念の会」が 明日有るって事です ハイ


 


長々と済みません 


 


 


プログラムは大半がS先生のレパートリーで有りまして


序曲の「すりばち」は S先生が唯一受賞された時の曲なんです


 


大阪市の賞で 


同じ時に受賞した「べかこ師匠」(昔の芸名)とのエピソードもありますが これは又改めて


 



これが舞台での並び方を書いたもの


 


S先生とのご縁の深さ 修行の長さ で位置が決まっている感じ


さり気なく でも しっかりとその事を考えた並び方ですね


 


さすがはT先生です


 


そして 終曲の「ゆき」は こんな感じ  


向かって左が欠けてますが 8名がこんな感じで並びます


 


これもよく考えられた 並び順 です


 


それ程 T先生は S先生を偲んで この会を進めて行かれるお気持ちなんですわ



その「ゆき」について S先生とご縁の深い尺八のW氏にプログラムを送られたところ


このようなお返事が来たそうです


 


「もともと『ゆき』は 三味線と尺八の二人の合奏の曲であり この様に大勢で演奏するものではない。S先生の代表的な曲を(未熟な生徒で)このような形で演奏するのは如何なものか? 師匠のさわり(演奏技術か?)が弟子達に果たして可能なのか?」


 


まあ こんな感じの「ご注意」だったそうです


 


プログラムの内容の相談をした のであれば この様な発言も ありがたく承りましょうが


 


「ご招待 お知らせ」として送った物に対して、、、こんな事を言うかな?!


船場の社長 会長 旦那さん


として 周囲がイエスマンばかりの人って、、、、こうなるんだなぁ、、、


 


T先生は


「今回は こう言うことがあった とお話しておきます 世間にはこう言う考えの方が他にもいらっしゃるでしょう ですから 決して気負う事無く 自然体で 自分達の『ゆき』を演奏しましょう」


と言われました


 


プログラムの内容をよく見ていただけば


 


我々の演奏のレベルはともかくとして 


S先生の芸を S先生縁の子は勿論 


先生と縁の無い新しい子にも伝えていこうとしておられるT先生の気持ちが伝わる筈です


 


S先生の「ゆき」の演奏


これに適う者は居ない と言っても良い位 見事な「ゆき」です


芸術の極み です


 


 


その 終曲の「ゆき」は S先生にご指導頂いた弟子や その精神をT先生から伝授頂いた生徒8人でつとめます


 


我々は S先生を偲んで 我々の身の丈に合った「ゆき」を演奏するんですよ


 


あああああ 時間が無い [d276]


 


また練習やってきま~~~~す(冷や汗)


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 


 

















































































































































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