「ゆき」まで

4曲目の 「楫枕」


 


これも 情けない状況


何しろ 私を両脇から支えるようにして三味線を弾く Aさん二人は


私みたいに三味線のお稽古を挫折する事無く ずっと続けてこられて


この「楫枕」は 十八番でも有ります


何度も舞台で弾いておられます


 


私は お琴の経験は多少ありますが 


三味線は今回初めて です


 


未完成のまま 舞台に立ち


案の定 何箇所か弾けませんでした [d223] [d138]


 


「楫枕」は


そんなに大きくない曲ですが


なかなか手強い「名曲」で


昔 カルチャーでお琴を習っている時 ふと言ってしまった事があります


 


「この曲 素直じゃあない」って


 


後ろに居られたS先生と目が合っちゃって 


S先生 (ギョッ!)


そんな感じ


 


(しまった! 大先生の前で 何ちゅう事を口走ったんだ 私は)


と背筋がゾクゾクっとしました


 



 


S先生「そうとも言えますなぁ」


 


 


そして その直後 S先生と私は 同時にこう言ったんですわ [d223]


 


 



 



 


今から考えたら 何と恐ろしい [d223] [d231] [d232] [d234] [d276] 


 


大名人が まさか自分の後ろに居られると気付かなかったとは言え


よくも あんなことを口走ったものだ


 


 


 


まあ ともかく 難しい曲ではあります


手が(技法)が いわゆる古典に比べて「フェイント」が多い、、、と言いますか


 


その分 聴いている方は楽しい


 


そんな曲だと思います


 


 


まあ 何とか4曲が終って


 


私には2曲の休みが有りまして いよいよ終曲の 「ゆき」です


 



 


前にも書いたように 未熟な我々が こんな名曲を演奏するなんて事


「とんでもない!」と批判する人は多かったと思います


 


序曲 「すりばち」のメンバーから


 


三味線前列の8名 が 終曲「ゆき」を弾きました


 


前に お琴のT先生と 尺八のM先生が座られ 


お二人を囲むように 我々8名が座りました


 



 


T先生の夢だったんですって


こんな形で S先生を偲んで S先生に聴いて頂きたい、、、、


 


だから 昨日は 


S先生を偲びながら 我々の身の丈に合った「ゆき」を演奏したつもりです


 


客席から聴いていた皆は


「とっても良かった 私も早く習いたい!」と言ってくれました


 


 


そんなこんなで 本当にいい感じの「おさらい会」をする事が出来ました


 


 


あとは 「打ち上げ」 だ~~~~~い(またまた 勝手に つづく)


 
























































































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